大畑大介が語る“試合巧者”スコットランド戦「チームの頭脳」を崩す日本の切り札は? (2/5) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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大畑大介が語る“試合巧者”スコットランド戦「チームの頭脳」を崩す日本の切り札は?

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(写真中央)アイルランド戦でも存在感をアピールしていたグレイグ・レイドロー(撮影/写真部・東川哲也)

(写真中央)アイルランド戦でも存在感をアピールしていたグレイグ・レイドロー(撮影/写真部・東川哲也)

アイルランド戦でトライを決める福岡堅樹(撮影/写真部・東川哲也)

アイルランド戦でトライを決める福岡堅樹(撮影/写真部・東川哲也)

大畑大介さん(撮影/写真部・小山幸佑)

大畑大介さん(撮影/写真部・小山幸佑)

 今回も、スコットランドは日本チームを徹底的に分析してくると予想される。だが日本チームは、アイルランド戦で、それまで見せてきたキック中心のゲーム運びとはまったく異なる戦略で臨んだ結果、見事に勝利を得ている。スコットランド戦でも、新たな側面を見せてくれる可能性は十分にある。

大畑:ジェイミー・ジョセフヘッドコーチのラグビーは、観てすぐわかるような簡単なものではない。ジェイミーがやりたいのは、世界一のオールブラックス(ニュージーランド代表)のラグビーです。今、日本は究極のラグビーを目指しているんです。

 では、対戦相手のスコットランドはどのようなチームなのだろうか。

大畑:スコットランドは試合巧者ですね。

 着実にボールをつなぎ、組み立てて、サイドを広く使って攻撃する「展開ラグビー」を戦術とする。フィジカルはそれほど強くないため、力で押すよりも、常に数的優位をつくりだすように戦う。ディフェンスでもラインをつくり、プレッシャーをかけつつ網を張って構えるスタイル。全体的にまとまりがあり、スマートな戦い方をする、お手本を見るようなチームだ。

大畑:特にスクラムハーフのグレイグ・レイドローという選手は前回大会のキャプテンでもあり、ゲームのコントロールがすごくうまい。キックもチームのマネジメントも見事な、チームの頭脳です。

 スコットランド代表のスクラムハーフ、グレイグ・レイドローは、1985年エジンバラ生まれ。2010年に代表デビューし、精度の高いキック、ゲームを動かすパス、チームをまとめる力、そのすべてに卓越した能力を示す選手だ。

大畑:不思議なもので、ピッチに出てくるだけでチームに大きなエナジーをもたらす選手がいる。レイドローは、野球でいえば究極のセットアッパー兼クローザーで、後半から出場して、ゲームをしめることが非常に上手な選手なんです。

 近年は、必ずしも主力選手が先発メンバーとして出てくるというわけではないと、大畑さんは説明する。

大畑:かつては「先発の15人で80分を戦い抜きましょう」というスタイルが主流でしたが、今はメンバー23人すべてがレギュラーといってもいいでしょう。どの選手を、タイミングで、どうピッチに送りこんでいくかがポイントになっています。


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