一方の女子は、世界ランク26位の鈴木愛が日本勢で渋野に続く位置にいるが、トップ15に入るには少々厳しい情勢だ。現在の世界ランク15位は韓国のキム・ヒョージュで世界ランクのポイントは4.51。鈴木は3.15ポイントとなっておりその差は1.36ある。これを逆転するには国内で相当な勝ち星を挙げる必要があるだろう。

 現在の各ランキングとポイントを見渡すと、五輪に出場できる日本勢は、女子が畑岡と渋野でほぼ確定。一方の男子は松山の出場は濃厚だが、2人目の枠は期限ギリギリまでデッドヒートが続くと予想できる。現時点で世界ランクでは100位前後にいる星野や石川にも、まだまだ日の丸をつけるチャンスはあるということだ。