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壮絶ないじめの記憶に今も苦しむ42歳女性 鴻上尚史が伝えた“今あなたに本当に必要なこと”とは?

連載「鴻上尚史のほがらか人生相談~息苦しい『世間』を楽に生きる処方箋」

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 鴻上尚史の人生相談。小学4年~中学2年に受けた壮絶ないじめの記憶に苦しむ42歳女性。自分の人生を踏みにじった男子たちへの憎悪に苦しむ相談者に、鴻上尚史が勧めた「楽になるための大切なステップ」とは?

【相談42】昔受けた壮絶ないじめが忘れられず、苦しいです(42歳 女性 やなな)

 昔受けたいじめが忘れられず、苦しいです。

 私は小学4年~中学2年まで、それは壮絶ないじめを男子から受けていました。

「ただ気に入らない、ムカつくから」という理由だけで。他にも理由はあったのかも知れませんが、今となってはそれしか確かめようのない事実として残っているのでこう書きます。

 教科書は切られる、体操着は切られる、机の中に牛乳を入れられる、墨汁を入れられる、ゴミを入れられる、私の持ち物はゴミ箱に入れられる、給食の中にチョークの粉を入れられる、弁当を捨てられるなどはほぼ毎日のことで。

挙げ句の果ては強姦すんでのところまでいきましたよ。紙袋をかぶせられ、下着を下ろされて。(未遂で済みましたが)

 誰も助けてくれませんでした。親は、学校へ行かないなど何事かと私を恫喝し、泣いて嫌がる私を無理やり学校へ引きずっていき、兄はそれを知らん顔を決め込んで見て見ぬふりをしていました。

 誰もかれもが、私の敵でした。味方は私自身しか居なかったのです。

 私は何度も死のうと、高いところにあがったりもしてみました。けど死ぬなんて勇気は無かったので現在に至ります。今は結婚して一女をもうけ、まあ幸せですが、時々、その壮絶ないじめを思い出し、なんとか復讐してやりたいと憎悪の念に駆られます。

 幼い娘がこの事実を知ったら、きっと傷つくでしょう。彼女は知らなくていいことなので、娘には一生話さず、私の胸にしまっておくことにしますが、時々、私の人生を踏みにじってきた男子たちはきっと、私をいじめ、死まで考えるほど追いつめたことなど綺麗に忘れ、幸せになり、のうのうと生きているのだろうかと思うとたまらなく虚しく、悲しく、どうしようもない憎悪が湧き上がってきます。


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