阪神・藤川球児は、なぜ再び「圧倒的存在感」を取り戻せたのか (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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阪神・藤川球児は、なぜ再び「圧倒的存在感」を取り戻せたのか

山岡則夫dot.
阪神・藤川球児 (c)朝日新聞

阪神・藤川球児 (c)朝日新聞

 またコンディショニングで大事にしているのはストレッチ。かつては試合中に最低4回はストレッチをおこなう、と語っていたほどだった。

「今はもう数えきれないほどやっている。試合中に時間があれば、気になった部分のストレッチを常におこなう。年齢的にも何もしなければ身体の柔軟性がなくなっていくのはしょうがない。でもそれは準備次第でなんとかできること。クローザーは登板までの時間もあるし、投げるタイミングなども試合の流れでだいたい読める。そこまででしっかりやっておきたい」

「身体すべてが大事ですが、中でも下半身に関して重要視しているのは変わらない。以前からそうだったけど、下半身に関しては補助をつけず自分一人で身体と相談しながらストレッチする。以前は股関節周辺が主だったけど、今は下半身すべて。筋肉の張りなども出やすくなっているのでケアを欠かせない」

 来年には40歳を迎える。同年代の選手が次々とユニフォームを脱ぐ中、ここへきてボールの勢いが増しているように見えるのは気のせいか。加えて身体も以前より絞れているようにも見える。

「球速が速くはなっていないと思うけど、全盛期と変わらない感覚はある。でも長年やっているので、相手も僕のボール自体は見慣れていると思う。常にそれの上を行かないと抑えられない。やはり近年は打高投低の傾向もある。できることすべてやって、完璧に抑えることが仕事」

「身体に関しては、体重や体脂肪などは変わっていない。でも食事管理などが徹底されているので、そういう意味ではバランスが良いのかもしれない。ちょっと前は、とりあえず焼肉、っていう感じもあったから(笑)」

 250セーブという記録も目前だ。誤解を恐れずに言えば、選手生活の晩年にも差し掛かりつつある。今、自らの野球人生をどう考えているのだろうか。

「記録は知っているけど、まったく頭にない。それより勝ちたい。だって、ここのとこ、うちはまったく勝てていない。勝たないとつまらない」


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