歌で新境地を開くか? 田中圭 (c)朝日新聞社
歌で新境地を開くか? 田中圭 (c)朝日新聞社

 2クール連続で放送されているドラマ「あなたの番です」(日本テレビ系)がクライマックスに近づき、盛り上がりを見せている。田中圭と原田知世が演じる新婚夫婦が交換殺人ゲームに巻き込まれるミステリーで、現在は第2章の「反撃編」に突入。8月25日放送の第18話は平均視聴率が13.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、シリーズ最高を記録した。また、田中が役名の「手塚翔太」として歌う「反撃編」主題歌「会いたいよ」も注目を集め、9月4日にはCD発売もされる。

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 同曲は田中が亡くなってしまった妻を思い出すシーンで流れ、ネット上では「田中圭の声好き」「切なくて会いたい気持ちが伝わってくる」と、田中の熱演はもちろん歌声に惹かれる視聴者が続出。一方、「劇中での田中圭の歌は本当にいらない」「萎える」など否定的な意見もあり、賛否を巻き起こしている状態だ。

「田中といえば、人気ドラマ『おっさんずラブ』の劇場版の公開も控え、飛ぶ鳥を落とす勢いですが、実はアンチも増え始めているんです。例えば、昨年バラエティ番組で結婚を決めた理由について語っていたのですが、『授かり婚なので色んな選択があった』『仕事もまだまだしていきたいし、人気も欲しいし、もっとモテたいし、もっと遊びたいし、やりたいことだと一杯あり過ぎて選べないから、自分がいま失って一番嫌なものは何だろうと思ったときに嫁だった』と告白していました。素直な性格だからこその発言だと思いますが、これにSNS上では『モテたいっておかしい』『選択肢はないよ』と辛辣な声も上がったんです。また今年、WEBマガジンのインタビューでは『仕事と家の往復が嫌』とも話しています。こうした中での歌手デビューは、活動の場を広げ過ぎているという印象もあります」(テレビ情報誌の編集者)

 といっても、最近は音楽活動に取り組んでいる人気俳優は多い。4月期に放送されていたドラマ「東京独身男子」(テレビ朝日系)では主演の高橋一生が自ら主題歌も担当。また、菅田将暉は7月に2枚目のアルバム「LOVE」をリリースし、8~9月にかけて4都市5公演を回る全国ツアーを行っている。

「もちろん人気俳優なので話題性はあります。菅田のツアーは、5公演計1万1000人のチケットに対して20万人もの応募が集まったとか。しかし、視聴者からは『そういうの求めてない』『なぜ歌に走る?』という声もあることはある」(同)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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かつては西田、水谷も