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「決断したがらない妻」に悩む30歳夫 鴻上尚史が分析した奥さんが判断を避け続ける理由

連載「鴻上尚史のほがらか人生相談~息苦しい『世間』を楽に生きる処方箋」

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 鴻上尚史の人生相談。決断したがらず、選ばなかった選択肢に対して未練を抱く妻に困っている30歳の夫。「私の判断を非難することもあり、今後が憂鬱」と解決策を求める相談者に、鴻上尚史が分析した妻のこれまでの境遇とは――。

【相談38】決断したがらない妻に困っています(30歳 男性 白山羊)

 決断したがらない妻に困っています。

 結婚して3年になる私の妻は、なにかと決断をしたがりません。

 例えば、最近生まれた子供の皮膚に発疹が出たのですが「小児科で診てもらう」、もしくは「皮膚科で診てもらう」のとではどちらが良いか、と相談された際、私は「乳児だからまずは小児科の先生に診てもらって、必要なら皮膚科を紹介してもらおう」と答えました。

 すると妻は「皮膚のことだし皮膚科の方がよくわかるし近くに評判の良い病院がある」と返してきました。予め近所の病院までチェックしてくれていたこと、また私より子供と一緒にいる時間が長い妻の考えを優先し「なら皮膚科を受診しよう」と返事したのです。

 ところがその直後「でも乳児のことは小児科の先生の方が詳しいから小児科がいいと思う」とも話してきたのです。そしていつも最後は「あなたが決めて」と言われてしまいます。今回の場合は小児科に連れて行き、丁寧な診察を受けたのですが、帰ってくるなり「やっぱり皮膚科を受診した方が良いのでは」と、私の決断に不満を抱いているようでした。

 このように2つ以上の選択肢がある場合に、選ばなかった選択肢に対してすごく未練のようなものを抱き、場合によっては私の判断を非難することがあります。

 今後の生活の中で選択を迫られる場面が何度だって訪れることを考えると憂鬱です。

 お互いがうまくやっていける方法はありませんか?

【鴻上さんの答え】
白山羊さん。奥さんが、どんなふうに育ってきたか、話しあったことはありますか?

 これは僕の一方的な考えなのですが、奥さんは、ひょっとしたら、ずっと親から否定されてきたのじゃないでしょうか?

 決断するということは、責任を引き受けるということです。学校の勉強は、何が正しくて何が間違っているか明確です。間違っていたら直せばいいし、合っていれば喜べばいいです。

 でも、人生の問題には、絶対の正解というものはないです。当り前ですね。どんな結論を選んでも、プラスとマイナスがあります。100%正解とか、100%間違い、なんて場合は、まずないです。つまり、どんな決断をしても、責められる可能性があるわけです。


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