吉本・岡本社長の「0点」会見から学ぶ 妻に離婚迫られた40代夫も陥った"反省演出"の問題点 (1/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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吉本・岡本社長の「0点」会見から学ぶ 妻に離婚迫られた40代夫も陥った"反省演出"の問題点

連載「男と女の処世術」

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西澤寿樹dot.#夫婦#結婚#離婚
「大いに反省しなければならないこと」という言葉の裏に隠された本音とは? ※写真はイメージです (GettyImages)

「大いに反省しなければならないこと」という言葉の裏に隠された本音とは? ※写真はイメージです (GettyImages)

 社長登場で一件落着となるはずが、新たな火種になってしまった。吉本興業に所属する芸人が反社会的勢力から金銭を受け取った"闇営業"問題で、岡本昭彦社長の5時間半に及んだ記者会見は「何が言いたいのかわからない」などと批判され、ダウンタウンの松本人志さんは「0点」と酷評した。事態はいまだ収束できていない。

【画像】闇営業騒動で需要が高まる「ホワイト芸人」たち

 カップルカウンセラーの西澤寿樹さんは、この会見について「夫婦カウンセリングでよく目の当たりにする光景のようだ」と指摘する。夫婦間で起きがちな問題を紐解く本連載、今回は「反省」について解説する。

*  *  *
 吉本興業の岡本昭彦社長会見が批判されています。ことの是非は別として、苦しい時に記者会見をするのはなかなかハードなことだと思いますが、その内容はなんだか私が日ごろのカウンセリングでよくお聞きする話のデジャブのようにも聞こえました。

 岡本社長と同じ状況に陥る人はほとんどいないかもしれませんが、人は、同じような心理的状況になれば同じような反応をするものです。ふと思い出したのは、40代の営業職、海斗さん(仮名)のケースでした。

 海斗さんはある日、妻の桃花さん(仮名、50代・事務職)に離婚を切り出されました。桃花さんの話によれば、結婚後、年末年始に行くのは夫の実家ばかりで、自分の実家に一緒に行ったことはないのだそうです。年末年始以外に一緒に行く計画を立てても2回に1回ぐらいは、海斗さんに「急な仕事」ができて、行けなくなってしまいます。それはもちろん一例で、何かにつけ桃花さんの要望が通ることはなかったそうです。

 中でも一番つらかったのは、妊娠中の体調不良があまりにつらかった日、

「今日だけは早く帰ってきて」

とお願いしたのに、酔っぱらって夜中に帰ってきたことだそうです。

 以前は喧嘩にもなったけれど、

「仕事なんだから仕方ないだろ」
「そんなに言うなら、離婚するしかないな」

などと言われて、結局は我慢せざるを得なくなり、近年は言わなくなっていたそうです。しかし、キャバクラの女性と親しげなLINEをしているのを大学生の娘が見つけてしまい、事態は一転しました。


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