鉄オタとしても知られる松井玲奈 (c)朝日新聞社
鉄オタとしても知られる松井玲奈 (c)朝日新聞社

 小池栄子が主演を務める木曜ドラマF「わたし旦那をシェアしてた」(読売テレビ・日本テレビ系)の第3話に突如、 “第四の妻”として元SKE48の松井玲奈(27)が出演したことが話題となった。松井は昨年のNHK朝ドラ「まんぷく」にも出演するなど、女優転身後も順調な活躍を見せている。

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「正直言って女優としてはまだまだ未知数です。ですから、主演やレギュラーというよりは、ポイントで出てくるようなポジションですね。一方で、大手事務所に所属しているから出演の機会が多いという意見もあるかもしれませんが、実はそれほどゴリ押しされているわけではないんです。やっぱり彼女のファン層がいた上で、演技もできるから起用されている部分はあると思います」(キー局ドラマ制作関係者)

 また、バラエティ制作の現場からもこんな意見が。

アイドル時代からのファンが多いので、番宣でのバラエティ出演などにも引っ張りだこですね。AKB48グループの卒業生の中でも美貌で人気ですし、オタク気質で頭もいいのでバラエティでもそれなりにいい動きを見せてくれます。深夜番組ですが『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)には定期的に出演し、マニアックな知識も披露しています。タモリさんにも可愛がられているみたいですよ。彼女が持っている雑誌の連載などを見ても、事務所としては女優一本というよりは文化人枠として育てたいという意向があるのかもしれません」(バラエティ番組の放送作家)

 番組制作関係者たちからもまずまずな評価を得ている様子の松井。AKB48グループの卒業生たちがなかなか活躍できていない中で、テレビメディアで見ることができる数少ない卒業生となっている。少し前までは、川栄李奈(24)が圧倒的な“勝ち組卒業生”だったが、突然の結婚と妊娠で最近ではメディア出演が激減してしまった。

「現役時代は人気を誇ったメンバーたちも、卒業するとなかなか活躍できていないのが現実です。トップクラスの人気を誇った大島優子は、来年新春のフジテレビの開局60周年ドラマ『教場』に出演するといったくらいで、ほかでは写真週刊誌でグラビアに出ていました。一方、前田敦子は映画『苦役列車』や『イニシエーション・ラブ』などでヒロイン的な役割での出演が功を奏していますが、主演作は意外とうまくいっていない。指原莉乃や高橋みなみなどもバラエティで活躍していますが、かつてほどには目立たなくなっています。それ以外のメンバーたちは水着クラビアや女性誌でモデルとしての活動が多いようですが、それでもまだ、メディアに露出しているだけマシなのかもしれません」(前出のドラマ制作関係者)

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卒業生に課せられる“禊”とは?