日本人よ、ブラジル人になれ! 川島永嗣が若手にエール (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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日本人よ、ブラジル人になれ! 川島永嗣が若手にエール

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若手やJリーグについても言及する川島永嗣 (写真提供:元川悦子)

若手やJリーグについても言及する川島永嗣 (写真提供:元川悦子)

 ただ、代表の若返りが急速に進んでいるのは紛れもない事実。コパでは18歳の久保建英(レアル・マドリード/スペイン)や22歳の三好康児(横浜FM)が躍動。守備陣も冨安健洋(ボローニャ/イタリア)や杉岡大暉(湘南)が台頭しつつある。今回、2020年東京五輪世代の面々とともに戦ってみて、川島は「彼らの伸び率は半端ない」と目を見張る。

「6月のキリンチャレンジカップで1週間、コパで2週間一緒にやりましたけど、彼らの成長率っていうのはなかなか見られるものじゃなかった。ホントに『可能性は無限大』だと感じますね。GKにしても、敬介なんかはまだ19歳。自分が19歳の時よりも、どう考えても技術的にしっかりしているし、メンタルもいいものを持っている。練習の時の緊張感も凄まじいものがあるし、ポテンシャルの高さを感じます」

 コパの後、久保はレアル、安部裕葵はバルセロナ(スペイン)へ移籍したが、こういったビッグクラブから日本人若手選手にオファーが届くようになったのも、2001年にプロになった川島らの世代から見れば、隔世の感があるという。

「(取材日の)朝、たまたま裕葵のバルサ入りをニュースを見ていて、『キャプテン翼』の高橋陽一先生が描いてたことが現実に起きているとしみじみ感じていたんです。そしたら昼にレストランでたまたま高橋先生にバッタリ遭遇してしまった(笑)。それにもビックリしました。レアルやバルサが日本人サッカー選手の現実になったことは素晴らしいことだし、それだけ日本人選手が海外クラブに必要とされている証拠だと思います。今後の日本人がブラジル人みたいになっていくといいですよね。ブラジル人選手はどのクラブにもいるし、チームの中心を担えて結果も残せる。日本人がそういう位置づけになれば、もっと夢も広がりますね」

 若いスター選手が続々と外へ出てしまうとJリーグの空洞化が進むという懸念も一方にはある。実際、鹿島などはこの1年間に5人もの選手が海外移籍に踏み切っており、法政大学の上田綺世の入団を前倒しするなど対策に追われている。Jリーグの魅力を高めるためにも、若いタレントが続々と頭角を現し、活躍するような環境になるべきだと川島も強く感じているという。


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