■不安を吐露するのはポジティブになるため?

 本人もそうした点を自覚しているからこそ、ネガティブな発言が増えているのかもしれないが、さらに「眠れない」という悩みを抱えているというから気になるところだ。

「『昼寝ができるようになりたい』と、先日放送されたバラエティ番組で明かしていました。撮影が続いた時、少し空いた時間に昼寝ができたら効率よくリフレッシュできると思っても、ずっと寝られないとか。移動中も寝られないどころか、居眠りをしている人への憧れがあるそうです。そんな体質も、自身のマイナス思考に起因しているのかもしれませんね。ま、ネガティブな人は深く考えすぎてしまう傾向があり、ある意味、根は真面目で責任感が強い証拠です。深田の場合も、そんな一面があるからこそ将来についてムダに自己分析してしまい、よりネガティブな思考に陥ってしまうのでしょうか」(同)

 ドラマウォッチャーの中村裕一氏は、彼女のパーソナリティと今後についてこう分析する。

「確かに言葉尻だけで捉えてしまうと『自分に自信がない性格なのでは?』と心配されても仕方ないかもしれませんが、ただ単に謙遜しているだけだと思います。その証拠に『ルパンの娘』では毎回ボディにフィットした泥棒スーツを着用し、堂々と華麗なアクションを披露しています。それだけでも貴重な存在だと言えます。バラエティ番組などで将来への不安を口にするのも、あえてそう言う反動でポジティブな気持ちを取り戻す、彼女なりのスイッチング方法なのかもしれません。女優という職業はある意味、夢を売る商売でもあります。彼女はファンタジーを体現できる数少ない女優として今後より一層研ぎ澄まされていき、ますます存在感を増していくと思います」

 20年以上休むことなく第一線で活躍する深田。上品なセクシーさもあり、同性からの支持も高い。女優業でも独自のポジションを築いており、決して悲観的になる必要はないはず。今後の活躍を期待したいところだ。(丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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