──芸人・タレントファーストと言っていましたが、会社としてサポートする仕組みはあるのか?

岡本:制度というよりは、彼らが仕事ができる環境をどれだけ整えて作っていけるかということです。

──調査中の段階で会見をするつもりはないという決定は、大崎会長の意向か?

岡本:会長の意向とか、そういうことではありません。会社として、法務のスタッフや調査関係者も含めて決めて言っているということです。

──大崎会長は、謹慎中の芸人ついては経済的に支援すると言っているが。

藤原:謹慎しているメンバーと細かくミーティングをしています。奥さんや子どももいるタレントもいますので、いま、生活に必要な金額を聞いて、足りない分を補填して、謹慎が明けたところで返していくということも考えています。今月末から実行することになっています。また、社内だけではなく外でできる活動、被害者へ支援する活動も考えています。

──入江さんは、(闇営業先を)反社会的勢力と認識していなかったと説明していますが。

岡本:我々としてはそう考えています。

──知っていたか、いないかに関係なく、仲介したことを重大だと考えているのか?

岡本:そうです。

──共同確認書に違反した場合、処分を受ける可能性があるのか?

岡本:そういうことが起こった場合にどう対処するかは、社員も等しくサインをしていきますので、そういうことを遵守していくことだと思います。

──ギャラの記述は入れないのか?

岡本:今後、タレントさんがそれぞれどうやっていくのがいいかということは、話を聞きながら考えていきます。

──一番最初の調査体制は十分なものだったのか?

岡本:入江くんの件については妥当だったと思っています。あとは本人たちのヒアリングが大切ですので。(調査はギャラを)もらっていないと言ったことから始まってますので、疑っていませんでした。入江くんを疑うことはなかったです。

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入江の処分の妥当性