吉本興業の岡本昭彦社長が、22日午後2時半から闇営業騒動をめぐる一連の吉本興業の問題について、都内で会見した。
(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)に引き続き、会見の一問一答を掲載する。
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――(宮迫・亮)の処分を解くとなると、そのほかの芸人との整合性がとれないのでは?
岡本:それも含めて、まずテーブルについて話をするということを会社としてはまず考えなければならないということです。こちらの考え方を今日、まずお伝えしたと言う事で、それを彼らが要望するかも含めてこれからのことと考えています。
――芸人との信頼関係を築けてない、内部統制も取れていないのではないか?
岡本:僕の不徳の致すところです、申し訳ございません。我々もコンプライアンスを遵守してまいりましたが、このようなことが起こって再発防止も関係各所と相談して進めておりますので、ご理解いただきながらできることをやっていければと思います。
――「クビにするぞ」と社長が言うような会社はあり得ないと思う。ご自身がこの会社の社長にふさわしいと考えているか?
岡本:僕的にはタレントやいろいろな人から怒られたりしながらも、ひとつだけ思っているのは、笑いを愛して、笑いを作られる方、笑いを表現される方を愛しているというところにおいては、人一倍思っていることだと思います。ただそれをどう伝えていくかにおいて、未熟でありダメで情けないということで、その思いをきちんと伝えられるところから始めなければと思っています。
――この件について、大崎会長はどのように関わっていたのか?
岡本:大崎とは密にコミュニケーションをとっていますが、現場を率いていたのは私です。(意思決定については)当然、相談や確認をし、ともに決定するケースもあります。
――闇営業については、事務所はどの程度把握しているのか?
岡:今回の件を受けて、「直接」の営業の場合も会社にきちんと相談、報告を、反社のチェック体制も含めて、行っていけたらというふうに思っております。(これまでについては)甘かったというよりは、より徹底をということだと思っています。手口が本当に巧妙で、普通には分からないということは今回私たちも学んだりしましたので、徹底しなければいけないと考えています。