──直営業をした反社会的勢力の企業は、もともと吉本に対するスポンサーだったのか。

岡本:それにつきましては、事実ではありません。その話に関してのことについては。読み上げをさせていただきます。

 当該イベントは吉本興業の政策ではなく、都内のイベント会社が主催ししたものでした。吉本は、イベント会社の依頼を受けて派遣しました。入江君が中心となっていろんなタレントが出演するイベントです。そのイベントのスポンサーの一つが、今回問題となっている特殊詐欺の企業です。一方、吉本としてはすべての取引先の反社チェックを行っておりますので、当該、イベントを主催したイベント会社が反社ではないことは確認しておりましたが、結果としましてはその先まではチェックをできてませんでした。その意味では、判断が甘かったということはいなめないと思います。

 そのことも含めて、減俸の処分ということもあわせてあります。ただ、この件も、発覚したところから調査を続けておりまして、いま警察にも相談しており、暴追センターさんにもご相談しているところです。

 たぶん、一方で宮迫くんとかが参加したのは、これは2014年なんですけど、2013年にタイトルの違う入江君のイベントを開催しております。それは吉本の主催で行いまして、当然、反社チェックなどスポンサー含めてチェックをしておりまして、それについてはもちろん問題がないということです。

 ただ、この2014年に入江くんが2回目のイベントをやりたいということで、前年赤字でもありましたので、会社としては主催はすることはできないということで、そのイベントはなくなりました。入江くんがやるという内容は代わらないんですけど、主催者等は代わったイベントになっております。その1回目の所は宮迫くんも出演しておりましたので、弊社としてはこういう形で。ただ、先の先までチェックしていなかったということに関してましては非常に反省しなければならないものですから、会社としては完璧を目指して行くべきということですから、警察と相談しながらも処分の対象の1つとしております。

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