翌日以降もコンスタントにヒットを放って存在をアピールし、16日のオリックス戦(京セラドーム)では1敬遠を含む1試合4四球ということもあったが、「3番・ライト」で出場した19日の楽天戦(甲子園)では4安打の固め打ち。さらに21日の西武戦(甲子園)でも4安打2打点と爆発し、最終的に月間28安打をマークした。本塁打は1本のみだったが、10打点を記録し、盗塁も2つ成功させ、守備でも超人的なスーパーキャッチを披露するなど元気な姿を見せた。

 対抗馬となるのは、糸井を上回る月間31安打をマークし、打率.320、2本塁打、8打点、3盗塁の神里和毅(DeNA)だろう。月間最多の8本塁打を放った山田哲人(ヤクルト)は、打率が.244と低調。糸井が月間MVPを受賞すれば、日本ハム時代の2009年6月、2012年9月に続く自身通算3度目。阪神移籍後では初受賞となる。