指原莉乃の地位も危うい?(c)朝日新聞社
指原莉乃の地位も危うい?(c)朝日新聞社
矢部万紀子(やべまきこ)1961年三重県生まれ、横浜育ち。コラムニスト。1983年朝日新聞社に入社、宇都宮支局、学芸部を経て「AERA」、経済部、「週刊朝日」に所属。週刊朝日で担当した松本人志著『遺書』『松本』がミリオンセラーに。「AERA」編集長代理、書籍編集部長をつとめ、2011年退社。同年シニア女性誌「いきいき(現「ハルメク」)」編集長に。2017年に(株)ハルメクを退社、フリーに。著書に『朝ドラには働く女子の本音が詰まってる』
矢部万紀子(やべまきこ)1961年三重県生まれ、横浜育ち。コラムニスト。1983年朝日新聞社に入社、宇都宮支局、学芸部を経て「AERA」、経済部、「週刊朝日」に所属。週刊朝日で担当した松本人志著『遺書』『松本』がミリオンセラーに。「AERA」編集長代理、書籍編集部長をつとめ、2011年退社。同年シニア女性誌「いきいき(現「ハルメク」)」編集長に。2017年に(株)ハルメクを退社、フリーに。著書に『朝ドラには働く女子の本音が詰まってる』

 若い女子と話すと、「テレビは見ない。Netflixを見てる」とみんなが言う。「バラエティーとか嫌い」とも言う。理由はいろいろだが、それぞれになるほどと思う。

指原莉乃の卒コンドレスにドン小西が困惑 

 ある日曜の夜、バラエティー風ニュース番組(←具体的)を見たら、おっさん(81歳←具体的)がジェンダー問題についてトンデモナイ発言をしていた。だから若い女子がテレビを見ないわけだ、私もNetflixの世界に引っ越そう。と、思った。2ケ月前のことだ。

 だけど長年の習慣からついスイッチを入れてしまい、そうするとけっこう面白いことに出合ったりする。だからテレビはやめられないよなあ、と思ってしまい、こういうのを腐れ縁というのだろう。

 で、今回ご紹介するのが、テレビで見つけたすごい女子。ファーストサマーウイカさん(29歳)。断言しましょう。指原莉乃さんの地位を脅かすのは、ファーストサマーウイカさんをおいて他にいない!

 発見したのは6月9日(日)、「ワイドナショー 」(フジテレビ系)だった。メインの松本人志さんの隣の隣に、目の周りをバッチリ強調する今どきメイクの女子が座っていた。司会の東野幸治さんの紹介で、「29歳の現役アイドル」「大阪出身」「5人組アイドルBILLIE IDLEのメンバー」だとわかった。

 最近東京に出てきたばかりで、「いろいろ勉強させてもらってます」と言う彼女の関西弁に「おばちゃん感すごい」と松本さんと東野さんが反応。最初から2人がひきつけられている感じはあったのだが、話題が山里亮太さんの結婚になったところで、彼女がいきなりすごい実力を発揮した。その発言を記憶の限りで再現してみる。

「少ないテレビ経験で山里さんとは2回ご一緒させていただいて、チンチンにすべって舌噛んで自決したろってくらいな時にも、ジェントルでフォローしてくれて。メニュー見てちゃんと選んだけど、隣の人の見てたら、そっちのがよかったなーみたいな感じで、蒼井さんに嫉妬してます」

著者プロフィールを見る
矢部万紀子

矢部万紀子

矢部万紀子(やべまきこ)/1961年三重県生まれ/横浜育ち。コラムニスト。1983年朝日新聞社に入社、宇都宮支局、学芸部を経て「AERA」、経済部、「週刊朝日」に所属。週刊朝日で担当した松本人志著『遺書』『松本』がミリオンセラーに。「AERA」編集長代理、書籍編集部長をつとめ、2011年退社。同年シニア女性誌「いきいき(現「ハルメク」)」編集長に。2017年に(株)ハルメクを退社、フリーに。著書に『朝ドラには働く女子の本音が詰まってる』『美智子さまという奇跡』『雅子さまの笑顔』。

矢部万紀子の記事一覧はこちら
次のページ
松本さんの「ボケ」を瞬時に拾った