大迫と生み出す“相乗効果” 久保建英がデビュー戦で見せた「味方の活用術」

河治良幸dot.
 森保一監督が率いる日本代表はひとめぼれスタジアム宮城でエルサルバドル代表と対戦。前半に永井謙佑があげた2ゴールで2-0と勝利を飾った。

 前半はトリニダード・トバゴ戦に引き続き[3-4-2-1]をテストした森保監督。1試合目よりは明らかに全体の動きが良くなったことを確認すると、後半14分から右肩を負傷した永井を含む3人を変更して[4-2-3-1]に戻す。そこから後半22分には原口元気に代えて中島翔哉、そして南野拓実との交代で久保建英がA代表初のピッチに立った。

「これだけうまい選手が集まれば、ひとりくらい入っても、別に違和感なくやれるだろうなって思っていた」と振り返る久保。確かに経験のある選手たちに引っ張られた部分はあるかもしれないが、ボールのオンオフを通じて周りの選手と特徴を引き出しあいながら攻撃に大きなプラスアルファを加えていけるだけの資質は示したと言っていいだろう。

 2年前のU-20代表で一緒にプレーしていた堂安律とは当時とポジションの並びが同じこともあり「だいたいどういうプレーというのはわかります」と久保。もちろん右サイドバックの室屋成とは「同じサイドで(FC東京で)コンビを組んでいる」。中島はFC東京のU-23で一緒にプレーした経験があり、コンビネーションプレーの時も「俺と似たような感じというわけじゃないですけど、だいたい持った瞬間に何を考えているのかあの時はわかった」という。

「そういう特徴がよりわかりやすい選手と最初にボールを使ってコミュニケーションを取れたのはよかった」と久保が語るのはその通りに違いないが、印象的だったのは大迫勇也との効果的なポジション共有だ。

「大迫選手は誰が見ても分かる通り、ひとつ抜けていますし、何でもできるというか。ボールをおさめられるし、前も向けるしということで、あんな選手が横にいたらやりやすいというのが素直な気持ち」。そう久保は振り返るが、おそらく大迫にとってもやりさすさはあったはずだ。

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周りを生かし輝いた久保建英

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