トリニダード・トバゴ戦の翌日には試合に先発しなかったメンバーで攻撃側の3-4-2-1と守備側の4バックを想定した7対6という変則的なミニゲームをやっていたことから、エルサルバドル戦も少なくともスタートは3バックになる可能性が高い。6月14日にブラジルで開幕するコパ・アメリカにキリンチャレンジカップのメンバーから8人が参加するが、そのチームの中心であるU-22代表は3-4-2-1をベースにしており、そこに繋げる意味でも引き続き3-4-2-1を使うことは有効だ。ただし、9月からスタートするカタールワールドカップのアジア予選は4-2-3-1をベースにすることが想定されるため、森保監督がまずはエルサルバドル戦でどうプランニングしていくか注目だ。(文・河治良幸)

●プロフィール
河治良幸
サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』の創刊に携わり、現在は日本代表を担当。セガのサッカーゲーム『WCCF』選手カードデータを担当。著書は『サッカー番狂わせ完全読本 ジャイアントキリングはキセキじゃない』(東邦出版)、『勝負のスイッチ』(白夜書房)、『サッカーの見方が180度変わる データ進化論』(ソル・メディア)など。Jリーグから欧州リーグ、代表戦まで、プレー分析を軸にワールドサッカーの潮流を見守る。NHKスペシャル『ミラクルボディー』の「スペイン代表 世界最強の"天才能"」に監修として参加。8月21日に『解説者のコトバを知れば サッカーの観かたが解る』(内外出版社)を刊行。