蒼井:私を好きになってくれる男気です。

山里:え、好きになるのって、そんなに覚悟必要でしたっけ?

蒼井:一方的に私が好きになったとしても、言っていただかないと前に進めないので。いろいろ、あれですけど。「それでもいい」と言ってくださって、本当にありがたいですし。あともう一つ、私はとても山里さんのお父さんとお母さんも、お二方のことがすごく好きで、山里家の一員になれるということに、もう一つ心強さというか。結婚ってこういうことなんだと思いました。

──結婚指輪は?

蒼井:お断りしました。

──ええ!

山里:指輪をいただくことですよ。いま、ものすごいスピードで婚約破棄の空気出ましたよね!

蒼井:買ってくださると言ったんですけど。私、大切なものって絶対になくすんです。年内になくす自信があったので。もし、それだとしたら何かを一緒に経験することに使って欲しいかなと思って。

──その計画プランは?

山里:こうやってみなさんにお伝えできたというのは、二人で歩く姿も微笑ましく応援してくれると思うので、旅行とかに行く、いろいろな経験の数々が、婚約指輪よりは欲しいと言ってくださって。それを全部使い切る旅行プランを。

──いくらぐらいですか?

山里:掘るねえ……。いくらぐらいでしょうね。給料3カ月分ですか。給料3カ月分って言った後に言うと、僕の月収バレますけど。

しずちゃん:何億?

山里:そんなわけない。同じ会社にいるんだから知ってるでしょ!ウチの搾取っぷりを。

蒼井:高知に行きたい。高知がすごく好きなんです。

山里:はい。実は、高知の往復のJクラスとか使います。全然。プラス1000円で。こういう時に、たとえばいちおう芸能界でやらしてもらって、稼がせてもらってるんです。指輪とか高いものを買うとか言えるわけなんですけど「もったいない」って。その時に金銭感覚が似てるなって。じゃあ、山里が好きなところにいって、楽しい時間をくださいって。

──下世話な話で失礼しました。

山里:さんざん下世話で食ってきた人間なので、逆にすみません!

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