日米で“酸いも甘いも”経験、オリックス田口コーチの指導は「選手第一主義」 (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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日米で“酸いも甘いも”経験、オリックス田口コーチの指導は「選手第一主義」

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山岡則夫dot.
オリックスの田口一軍野手総合兼打撃コーチ (c)朝日新聞社

オリックスの田口一軍野手総合兼打撃コーチ (c)朝日新聞社

 なかなか調子に乗れないオリックス。

 補強などで獲得したビッグネームから、生え抜き若手選手への移行過渡期。結果にはまだ現れていないのが現状だ。

 今季から一軍野手総合兼打撃コーチに就任したのが田口壮。二軍監督時代に汗した選手たちとともに、逆風に立ち向かっている最中だ。

「僕は一流ではなかったから、求められていることを、常に考えていた。まぁ、当時は納得できないこともありましたけど」

 現役時代、走攻守すべてで状況判断に優れたプレーは球界屈指。オリックス時代はイチローらとともに「日本一の外野陣」とも形容された。メジャー挑戦後はレギュラー定着とはいかなかった。しかし、バックアップ選手として在籍各チームで欠かせない存在であり続けた。 オリックスで日本一、カージナルスでは世界一にも輝いた。加えてマイナーリーグ経験も豊富で、いわば日米プロ野球の「酸いも甘いも」知っている男と言えるだろう。

ーー自慢になるので経験談は話さない。

「チーム全体のことは監督マター。選手起用や戦術などは、僕らコーチが口出すことではない、侵してはいけない領域」

 昨年までは二軍監督をつとめており、当時、接していた選手で現在は一軍でプレーする選手も数多くいる。

「役割が二軍監督とは異なるから現在は選手との接し方も違う。あくまで打撃面でのコーチが主で、その他はチアーアップというか雰囲気を良くすることを心掛けている」

「打撃練習をチェックし、技術的におかしい、と思った部分は伝えるようにしている。メカニカルな部分に関しては基本もあるので、そういう部分は言う。でも感覚的な部分は人それぞれだから、あまり言わないかな」

 練習中は最初から最後まで打撃ケージの後ろから見る。時には真後ろからだけでなく、三塁側、一塁側と積極的に見る位置も変える。

「できるだけ自分から、ああしろ、こうしろ、とは言いたくない。どうしても自分の経験談になるし、自慢になってしまう。『自分ができたから、そう言えるんですよ』と言われたら何も言えなくなってしまう。実際に自分もそう思ったことあるから」


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