最後の寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」 全設備乗り比べ徹底比較 (3/8) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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最後の寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」 全設備乗り比べ徹底比較

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安藤昌季dot.#鉄道
我が国唯一の寝台特急に使われる285系電車(撮影/安藤昌季)

我が国唯一の寝台特急に使われる285系電車(撮影/安藤昌季)

最も豪華なA個室寝台「シングルデラックス」(撮影/安藤昌季

最も豪華なA個室寝台「シングルデラックス」(撮影/安藤昌季

1人用B個室寝台「シングル」階上室(撮影/安藤昌季)

1人用B個室寝台「シングル」階上室(撮影/安藤昌季)

「シングルツイン」は座席にも転換できる個室寝台(撮影/安藤昌季)

「シングルツイン」は座席にも転換できる個室寝台(撮影/安藤昌季)

「シングルデラックス」は寝台料金13,730円だが、添い寝で2人利用した場合、寝台券は1枚でいいので、1人辺りの寝台料金は半分の6,865円となり、B寝台の「シングル」(寝台料金7,560円)2室を予約するより安いのである。

 また、カップルで利用するにも向いていると書いたが「シングルデラックス」は個室同士の扉が向かい合った構造のため、隣接する個室同士を予約して両方の住人が扉を開けば、お互いの個室の住人の顔を見ながら話ができる(前述した通り、階段を上がった上に個室扉があるので通路から部屋の中は見られない。また筆者が実験した限りでは、通路からは個室間の会話はほぼ聞こえない)。だから、前述した「添い寝」の場合でも、例えば夫婦と子ども2人が、隣接する2室(21・22番/23・24番/25・26番個室)を予約して、各寝台で子どもと添い寝、というのもありだろう。

 ただし「シングルデラックス」は人気設備であり、繁忙期は常時満席と言っていい。利用する場合は、切符の発売開始となる「乗車日の1カ月前の10時」のタイミングでの予約をおすすめしたい設備だ。

■3タイプから選べる「シングル」

「瀬戸」「出雲」にそれぞれ80室が設けられた1人用個室寝台であり、その個室数からもっとも予約しやすい設備である。設備は長さ196cm、幅70cmのベッド、枕と布団、浴衣、長さ115cm、幅25cm程度の荷物置場、使い捨てコップ、幅30cm、長さ90cm程度のテーブル、鏡、コンセント、浴衣、ハンガー、ゴミ袋、ラジオ&オーディオ装置、アラーム付き時計、冷暖房の調節装置、スリッパが備わる。

 床面積はかつての開放型A寝台と同等の1.9平方メートルと必要十分な広さ。個室内の天井高さも1.8m程度確保されており、側窓も縦70cm、横120cmと大きいので開放感は抜群である。

「シングル」には平屋室、階上室、階下室の3タイプが存在する。平屋室は他のタイプと異なり、天井高さが2.1m程度と解放感がある。また、他のタイプと違い、階段の上り下りが不要である。階上室は2階なので眺めがよいが、横揺れがやや大きい。階下室は平屋室より低い位置にあり、重心が低いので乗り心地がよいが、窓の下縁がホームの高さと変わらないため、景色はやや見えにくい。


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