最後の寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」 全設備乗り比べ徹底比較 (2/8) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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最後の寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」 全設備乗り比べ徹底比較

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安藤昌季dot.#鉄道
我が国唯一の寝台特急に使われる285系電車(撮影/安藤昌季)

我が国唯一の寝台特急に使われる285系電車(撮影/安藤昌季)

最も豪華なA個室寝台「シングルデラックス」(撮影/安藤昌季

最も豪華なA個室寝台「シングルデラックス」(撮影/安藤昌季

1人用B個室寝台「シングル」階上室(撮影/安藤昌季)

1人用B個室寝台「シングル」階上室(撮影/安藤昌季)

「シングルツイン」は座席にも転換できる個室寝台(撮影/安藤昌季)

「シングルツイン」は座席にも転換できる個室寝台(撮影/安藤昌季)


 このほかに「フェイスタオル、歯磨きセット、櫛、ティッシュ、耳かき、ヘアバンド、石鹸、シャンプー、リンス、シャワーキャップ、洗顔フォーム、化粧水3点、サニタリー袋、レザーキット」の入ったアメニティキットも用意されている。このアメニティキットの内容物から想像できる通り、「シングルデラックス」はシャワー設備を利用できる。

 個室内にシャワー設備は備わっていないが、同じ車両内にA寝台の乗客専用のシャワールームが備わっていて、車掌から改札時にシャワーカードも渡され、無料で使用できる。

 B寝台やノビノビ座席の乗客でも、列車内の3・10号車ミニラウンジにある自動販売機でシャワーカード(320円)を購入すれば共用シャワーを使用できるが、始発駅の時点で事情を知っているリピーターが購入して売り切れることも多い。シャワーカード売り切れの心配なしで、アメニティも用意され、安心してシャワー設備が使えるのはA寝台のアドバンテージである。
  
 また「シングルデラックス」は奥行40cm、長さ134cmの大型デスクが備えられているため、ノートパソコンなどで、ちょっとした作業を進めることも可能である。この個室は通路から階段を上がった2階にあるため、通路の音が入ることが少なく、静かである。客室が2階にあるため、眺望性に優れるのも売りの一つだ。

 なお「シングルデラックス」の名前の通り、1人用個室だが、子ども連れやカップルにもオススメしたい個室である。まず、子ども連れだが、寝台特急を利用する場合は運賃と特急料金の他に寝台券が必要となる。この寝台券の販売ルールとして、1つの寝台を「大人+子ども」もしくは「子ども2人」で利用できる「添い寝」ルールがある。「添い寝」の場合は1枚の寝台券と「大人+子ども」もしくは「子ども2人」の特急券を用意すればいい。

 「添い寝」はB寝台でも可能だが、寝台幅が70~75cmのため、狭くて現実的ではない。「シングルデラックス」は85cm幅で、かつ大人側が備え付けのチェアに腕を載せて逃がせるため、もっとも「添い寝」ルールを活かせる設備である。


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