AERA dot.編集部
厚生労働省麻薬取締部は22日、人気アイドルグループ「KAT－TUN」の元メンバー、田口淳之介容疑者（33）と女優の小嶺麗奈容疑者（38）を大麻取締法違反の疑いで逮捕した。
麻薬取締部の発表によると、2人は同日午後1時47分ごろ、東京都世田谷区の自宅兼事務所で乾燥大麻数グラムを所持した疑いで現行犯逮捕された。乾燥大麻のほかに「グラインダー」と呼ばれる大麻吸飲に使用する器具も押収されたという。
田口容疑者は、1999年にジャニーズ事務所に入所し、2001年に結成された「KAT－TUN」のメンバーとなり、06年、「Real FACE」でデビューした。16年に「KAT－TUN」を脱退した後、個人事務所「Immortal（イモータル）」を設立し、歌手や俳優としても活動を続けていた。小嶺容疑者は同社の従業員だった。
田口容疑者は今年2月に横浜市の商業施設でトークショーを開催。7月からは全国17カ所21公演のライブツアーが決まっていた。
また、岩手県平泉町で5月3～5日に開かれた「春の藤原まつり」の呼び物「源義経公東下り行列」の義経役に起用され、その姿にネット上では「美しすぎる」「かっこよかった」など称賛の声があがった。自身もイベント後に「沢山の御声援ありがとうございました。幸せな時間でした」と義経姿の写真とともにコメントを投稿していた。
平泉観光協会の「春の藤原まつり」担当者は、「（逮捕の一報を受けて）非常に残念です。イベント時にお話させていただいた印象では、とても好青年で義経役もばっちりハマっていた。『源義経公東下り行列』では、2時間以上馬にまたがって町を練り歩くのですが、一言も文句を言わずに笑顔も絶やさなかった。馬から下りる時に『ありがとう』って声をかけていた姿がとても印象的でした。あんなに優しい青年がなぜという思いでいっぱいです。本当に残念です」と語った。
（AERA dot.編集部）
ラリー遠田
ラリー遠田
森朋之
廣津留すみれ
