(6)私立大から公立大へ設置者が変わった。


▽鳥取環境大→公立鳥取環境大(2015年)
▽山口東京理科大→山陽小野田市立山口東京理科大(2016年)。これは日本でもっとも長い名称の大学。
▽成美大→福知山公立大(2016年)
▽諏訪東京理科大→公立諏訪東京理科大(2018年)など

(7)「市立」と付けて、公立大であることを強調する。公立大のほうがブランド力はあるからというのが一つの理由。
▽尾道大→尾道市立大(2012年)

(8)女子大の共学化。少子化を見据えて共学化に踏み切った。
▽武蔵野女子大→武蔵野大(2003年)。この共学化は、大学業界でもっとも成功したビジネスモデルといわれる。2002年3学部で学生数4090人だったのが、2018年9学部で学生数8743人になった。2019年には2学部を新設している。
▽金沢女子大→金沢学院大(1995年)
▽静修女子大→札幌国際大(1997年)
▽鹿児島女子大→志學館大(1999年)
▽文京女子大→文京学院大(2002年)
▽東海女子大→東海学院大(2007年)
▽文化女子大→文化学園大(2011年)
▽東京純心女子大→東京純心大(2015年)
▽広島文教女子大→広島文教大(2019年)など
(校名変更から翌年以降に共学化した大学を含む)

(9)都市名を冠して大学所在地をアピールした。世界的に観光地として知名度が高い京都、神戸が多い。
▽八代学院大→神戸国際大(1992年)
▽親和女子大→神戸親和女子大(1994年)
▽松蔭女子学院大→神戸松蔭女子学院大(1995年)
▽ノートルダム女子大→京都ノートルダム女子大(1999年)
▽光華女子大→京都光華女子大(2001年)
▽那須大→宇都宮共和大(2006年)
▽東邦学園大→愛知東邦大(2007年)など

(10)大学名称の地名、地域名が広がった、狭まった。
▽京浜女子大→鎌倉女子大(1989年)
▽秋田経済法科大→ノースアジア大(2007年)
▽福岡経済大→日本経済大(2010年)
▽近畿医療福祉大→神戸医療福祉大(2013年)

(11)大学の所在地を変更した。
▽北海学園北見大→北海商科大(2006年)。もともと所在地は北海道北見市だったが、札幌市に移転したため。

(12)大学院大が大学に変わった。
▽デジタルハリウッド大学院大→デジタルハリウッド大(2005年)
▽新潟リハビリテーション大学院大→新潟リハビリテーション大(2010年)
▽ビジネス・ブレークスルー大学院大→ビジネス・ブレークスルー大(2010年)

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