ポドルスキらのふがいない現状… 大物助っ人でコケる神戸の“黒歴史”

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 マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が師と仰ぐファン・マルエル・リージョ監督が4月17日に辞任し、昨季途中までチームを率いた吉田孝行監督を復帰させて立て直しを図っているヴィッセル神戸。しかし、新体制初戦だった20日のJ1・浦和レッズ戦を0-1で落とすと、24日のルヴァンカップ・セレッソ大阪戦を0-1、28日のJ1・川崎フロンターレ戦を1-2、5月4日のコンサドーレ札幌戦も1-2と黒星が続いている。目下、公式戦5連敗中。苦境脱出の糸口を見い出せていない。

 今季の神戸は「総年俸41億円」とも言われるダビド・ビジャ、アンドレス・イニエスタ、ルーカス・ポドルスキの「VIPトリオ」を揃え、J1初制覇とアジアチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得の目標を大々的に掲げていた。だが、ふたを開けてみると、3人揃って大活躍とは言えず、チーム自体も停滞感に包まれてしまっている。

 まずポドルスキだが、今季J1・7試合出場2得点と勢いに乗り切れず、リージョ監督辞任を受けて突如としてキャプテンを辞任。「誠実さを与えられない人々からの忠誠心を期待することはやめる」と意味深なツイートをして世間を騒がせた。加えて、川崎戦直前には負傷欠場を再びツイッターで明らかにし、クラブから処分を検討されるなど、むしろピッチ外の行動の方が話題を呼んでいる印象だ。かつてアーセナル時代に内田篤人とUEFAチャンピオンズリーグで対峙していた頃の強烈なドリブル突破と左足の鋭いシュートを知る者から見ると、今のパフォーマンスは芳しいものとは言えない。その苛立ちを本人も感じているはずだ。

 2018年夏に加入したイニエスタは今季J1・8試合出場でVIPトリオの中では最もプレー時間が長いものの、ゴールはゼロ。ともに中盤を形成する山口蛍は「アンドレスくらいスーパーだと異国のサッカーにもすんなり溶け込んでしまえる」とリスペクトを口にしていたが、攻撃をお膳立てしながら自らもゴールに迫っていくようなバルセロナ時代のパフォーマンスには至っていない。5月11日には35歳の誕生日を迎えるだけに、インテンシティが下がるのは仕方のないことなのかもしれないが、彼1人だけではどうにもならないのが現状なのだろう。

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ビジャ、サンペールもいまいち…

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