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令和に売れる若手芸人はこの2組。キーワードは“かわいげ”

連載「上方芸能ここだけの話」

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中西正男dot.#中西正男
セルライトスパ(撮影/中西正男)

セルライトスパ(撮影/中西正男)

からし蓮根(撮影/中西正男)

からし蓮根(撮影/中西正男)

「芸人さんが売れるために、一番大切なものは何だと思いますか?」

 1999年から大阪でお笑いを中心に取材を続けてきて、今年4月で丸20年が経った。大御所からつい最近養成所に入った若手まであらゆる芸人を取材し、多くの関係者と話をしてきた中で、数えきれないほど尋ねられたのが冒頭の質問だ。

【「令和に売れる若手芸人」もう一組はこちら!】

 もちろん、プロとして活躍しようというのだから、プロ野球に置き換えて例えると、お笑いにおける基本的な能力やセンス、いわば、ピッチャーで言うところのストレートの速さが110キロというのではさすがに売れない。

 最低でも140キロ前後はお笑い能力があることを前提として考えるならば、答えるならば、僕はずっと一つのワードを答え続けてきた。それが“かわいげ”だ。

「芸人の結婚式の二次会で芸を披露する」
「多くの先輩から飲み会の誘いがある」
「師匠クラスの大御所からあだ名をつけられる」
「各局の番組の“前説”に呼ばれる」
「本人がいない場でも、頻繁にその人間のエピソードトークになる」

 売れる前触れというかフラグとして、上記のようなことが言われたりもする。どれもまさにさもありなんのことばかりだが、全て根っこにあるものは同じで、結局かわいげにつながっていく。

「この人を何とかしてやりたい」
「可能性を感じる」
「居てくれると、現場の空気が良くなる」

 芸人仲間、テレビやラジオのスタッフ、所属事務所のマネージャーらがいろいろな種類のかわいげを感じ「また一緒に仕事がしたい」と思う。それが続いて、ひっきりなしにお呼びがかかる状態が“売れる”ということになる。

 最近ブレークした若手でいうと、代表的な存在が女性コンビ「ガンバレルーヤ」と言えるが、このかわいげのパラメーターをもとに、今後活躍するであろう若手をピックアップすると、まず名前が挙がるのがお笑いコンビ「セルライトスパ」だ。

 愛知県出身の大須賀健剛と鹿児島県出身の肥後裕之が2009年にコンビ結成。これまでも「ABCお笑いグランプリ」優勝など、関西では数々の賞レースで結果を残してきたが、今年元日未明に放送され日本テレビ系「ぐるナイ おもしろ荘2019」で準優勝し、年明けから全国的に話題にもなっていた。また、3月にはピン芸人ナンバーワン決定戦「R-1ぐらんぷり2019」で大須賀が準優勝。実績的にも十二分の結果を残してきたが、その結果、今春からABCテレビ「キャスト」でリポーターとしてレギュラーを獲得した。


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