コンデジ決定版「リコー GR III」の魅力 使ってわかった史上最高の性能 (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

コンデジ決定版「リコー GR III」の魅力 使ってわかった史上最高の性能

このエントリーをはてなブックマークに追加
価格は12万1500円。レンズは約28ミリ相当。有効画素数約2424万画素。サイズは約109.4×61.9×33.2ミリ、重さは約257グラム

価格は12万1500円。レンズは約28ミリ相当。有効画素数約2424万画素。サイズは約109.4×61.9×33.2ミリ、重さは約257グラム

起動が素早く、被写体を見つけてから電源をオンにしても十分に間に合う。さらに動作のレスポンスがよいこと、像面位相差方式とコントラスト方式を併用したハイブリッドAFによりオートエリアAFや顔検出の精度が高いこと、タッチAFも可能なので主要被写体が画面内のどこにいようとも的確な場所にフォーカシングできる。曇天の光の鈍い条件だが、優秀な階調の再現性に救われた感がある●AE(絞りf3.5・160分の1秒・-0.7補正)・ISO400・WB:マニュアル・RAW

起動が素早く、被写体を見つけてから電源をオンにしても十分に間に合う。さらに動作のレスポンスがよいこと、像面位相差方式とコントラスト方式を併用したハイブリッドAFによりオートエリアAFや顔検出の精度が高いこと、タッチAFも可能なので主要被写体が画面内のどこにいようとも的確な場所にフォーカシングできる。曇天の光の鈍い条件だが、優秀な階調の再現性に救われた感がある●AE(絞りf3.5・160分の1秒・-0.7補正)・ISO400・WB:マニュアル・RAW

目の反応とシャッターボタンを押すのが、ほぼ同じ感覚で撮影できた。ワイドコンバージョンレンズをつけることで「歩行する目」になれる。感度はISO3200で撮影しているがノイズも気にならず階調の再現性もほとんど影響を感じない●ワイドコンバージョンレンズ GW-4使用・AE(絞りf5.6・500分の1秒・-0.7補正)・ISO3200・WB:マニュアル・RAW

目の反応とシャッターボタンを押すのが、ほぼ同じ感覚で撮影できた。ワイドコンバージョンレンズをつけることで「歩行する目」になれる。感度はISO3200で撮影しているがノイズも気にならず階調の再現性もほとんど影響を感じない●ワイドコンバージョンレンズ GW-4使用・AE(絞りf5.6・500分の1秒・-0.7補正)・ISO3200・WB:マニュアル・RAW

新設計のレンズで使いやすさを向上

 レンズも新規設計。35ミリ判換算で28ミリ相当になるGRレンズ 18.3ミリF2.8は、4群6枚構成だ。高屈折率低分散ガラス、高精度ガラスモールド非球面レンズを最適配置したという。開示されたMTFを見ると天井に近い。また、マクロ切り替え時に最短撮影距離が約0.06メートルになったことにも驚く。マクロモード時には約0.06~0.12メートルの範囲でAFが動作する。GRII(マクロモードでも最短約0.1メートル)の寄れない不満が解消された。また2段分のNDフィルターを内蔵し、晴天下でも低速シャッターを切れるようになった。

 光学系を薄型にすることで、SR(手ブレ補正機構)を内蔵したことも特筆すべき点だ。センサーはこれも新しいAPS-Cサイズの有効約2424万画素のセンサー。ローパスフィルターはないが、必要に応じてSRを応用して利かせられる。

レスポンス大幅に向上 史上最高のGR

 画像処理エンジンはGR ENGINE 6と名づけられた新しいもの。

 最高感度は10万2400。APS-Cという大型センサーの特性を生かし、超高感度域でも高画質を実現し階調再現に優れる。手ブレ補正内蔵と、高感度領域の撮影拡大でストロボの省略も納得できる。面白いのはJPEG記録した画像を画質調整して、新規保存ができること。RAW記録並みの調整を可能にしている。RAWは14ビットのDNG形式での記録だ。

 イメージコントロールとよばれるエフェクト効果も10種あり、モノクロだけでも4種、ポジフィルムやレトロ調といった凝った効果も得られ、基本的なパラメーターによる画像設定とも組み合わせることが可能だ。ADJ.レバーやFnボタンも使いやすくカスタマイズできる。さらにレンズ一体型ながらセンサークリーニング機能もある。

 レンズが新しくなったことで、ワイドコンバージョンレンズも専用のものを新開発。画角は35ミリ判換算で21ミリ相当になる。以前と異なりコンバージョン装着時に特別な設定は必要ない。

 見た目だけではその真価はわからない。触れてみて驚いたのがGRIIIである。とにかく自分の目よりも素早くGRIIIは被写体をとらえてしまう感覚、そのくらいレスポンスに優れる。階調の再現性、緻密な鮮鋭感、露出精度の高さやAFの精度もGR史上最高のものだ。

 1994年にフィルムのGR1が出たとき、視線の延長にあるカメラと評した記憶があるが、同じ感覚がGRIIIにより完全に復活したことを喜びたい。

写真・解説:赤城耕一

※アサヒカメラ2019年4月号より抜粋


トップにもどる dot.オリジナル記事一覧

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい