ツイッターにも、同志たちの苦労がにじんでいる……。

<Amazon prime ビデオで配信されている仮面ライダー鎧武を息子とハマって見てる。息子が変身ベルトをネットで見たいと言うので、検索して見せたけど、欲しいと言われたらどこで買えるの……。>

<欲しがってるんだけどなかなかいまさら売ってるとこを見つけられない>と、発泡スチロールのようなもので変身ベルトを自作したツワモノもいた。

 フリマアプリ「メルカリ」によると、仮面ライダーやスーパー戦隊のうち放送終了した過去の作品に関連するグッズの取引数は2017年から18年で130%増。中古商品を扱う「ブックオフ」でもヒーローモノの映像ソフトは年間8万6千点、1億9000万円(2018年)を売り上げ、5年間で14%増と堅調だという。

 映像作品がいつでもどこでも見られるネット時代。令和ウルトラマン、令和ライダーたちが活躍する未来は、それがより進むだろう。それなら子ども向けのグッズも細く長く売ってほしいというのは親のエゴなのか。

 せめて、5年以内の作品にハマってくれ、息子よ……。(AERA dot.編集部・金城珠代)