下の子は7歳ですけど、本当に1歳の妹をライバル視するぐらい「ママ、ママ」ですから。それでも習い事の発表会に「パパ、来られるの?」って気にしていたり、かわいいです。

――子どもたちとの向き合い方で心がけていることはありますか?

 特に気をつけていることは無いんですが、自然体でいることですかね。わざとらくし気を引こうとして「今日どうだったの~?」って聞いても、子どもにはバレますから、「うるさい」「知らない」ってそっけなくなっちゃう。言いたくなきゃ言わなくていい、というぐらい自然体でいいと思っています。

――忙しい毎日の中で、ついイラっとしちゃう人もいると思います。笑いのスイッチに切り替えるコツがあれば教えてください。

 感情的になってしまうことは、日々ありますよ。お笑いの人間だからって、家でもずっと面白いわけでもないし、どの職業の人でも同じだと思うんです。性格とかもあるでしょうけど。

 僕はなるべく感情的にならないように、距離が近くなりすぎないようにしています。相手は子どもだから、ときどきとんでもないことを言ったりするんですが、同じ土俵に上がっちゃうと傷ついちゃったりします。でもそれは「子どもだから言ってるんだ」って自分に言い聞かせるしかないし、それこそ川柳みたいなものも、間にクッションを挟んでくれるので良いですよね。そのうちに親も(対応に)慣れていくし、子どもがわかってくるようになると思います。

――特に男性が育児をしようとすると、職場では付き合いが悪いと思われることがあったりします。芸能界の付き合いや飲み会とはどのようにバランスを取っていますか。

 いわゆる会社員の方とはまた違うでしょうけど、僕はお酒をまったく飲まないので、もともと飲みに行くということが無いんですよね。打ち上げや新年会、すごく親しい人の誕生日会とかでたまにはあるんですが、例えば、テレビの収録が終わって「この後、飲みに行こうぜ!」ってことは無くて、毎日そのまままっすぐ帰ります。仕事が夜中に終わることもあるので、帰ったら家は真っ暗で家族みんなが寝ているということも当然ありますけど。

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「時代は過渡期」“正論”が違う人との付き合い方