水野美紀 子供が泣いても理由がわからないときに疑うべき「3つの原因」

連載「子育て奮闘記「余力ゼロで生きてます」」

イラスト:唐橋充
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イラスト:唐橋充

 42歳で電撃結婚、翌年には高齢出産。激動2年を経た女優・水野美紀さんが、“母性”ホルモンに振り回され、育児に奮闘する日々を開けっぴろげにつづった連載「余力ゼロで生きてます」。今回は前回に引き続き、「モンテッソーリ教育」について。

【チビにストップをかけるのはどんな時、どんなこと? 唐橋充さんのイラストはこちら】

*  *  *
 子供の「秩序の敏感期」に触れた前回の続きである。

 子供が泣いて、原因が分からない時には、次の3つを疑ってみよう、とある。

 1.「自分でやりたかった」大泣き
 2.秩序が乱れた大泣き
 3.イヤイヤ期からくる大泣き

 1の「自分でやりたかった」はよくある。

 ある日突然に、ご飯を食べさせていたら大泣きした(自分で取って食べたかった)のを皮切りに、どんどん自分でやりたがることは増えている。

 ドアを開けたり、引き出しを開けたい。

 袋を開けて中身を出したい
 階段を一人で降りたい
 ズボンを履きたい
 バナナの皮を剥きたい
 ゴミをゴミ箱に捨てたい
 運びたい
 ドアを開けたい
 留め具をとめたい

 などなど、これらをうっかり私がやってしまうと、「んーーー!」とブンブン頭を振って、「ぎゃー」と反り返ってぐずりだす。

 そっと見守っていると一生懸命に取り組んで、達成したときには本当に満足そうである。

 この瞬間、子供の脳内にドーパミンがたくさん出ているのだそうだ。

 大人からしたらほんの些細な日常の動きだが、チビにとっては大仕事。達成することは愉しみなのだ。

 そして、それらが脳の発達につながっていくのだとか。

 だから、なるべく自分でやりたい気持ちを尊重しようと思って、チビのペースに合わせる。となると……。ものすごく時間がかかる!

 だから、余裕をもってスケジュールを立てるように心がけるのだが、どうしたって急がなきゃならない時もある。

 そういう時はどうすればよいのか。

「ママ手伝っていい?」

 と声をかけてあげるのだそうだ。

 受け入れれば自分で選択したことになるし、拒否してもペースアップするだろう。

 これを知ってから私は、チビに手を振り払われるのが悲しくなくなった。

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家ではゆとりを持って見守れるのだが…

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