パ・リーグでは、「新庄剛志(SHINJO)・稲葉篤紀・森本稀哲」の3人が強烈なインパクトを残した。2004年にメジャーから復帰した新庄の華麗かつ天才的な守備はもはや伝説。その左右に森本、稲葉が陣取り、札幌ドームの広い外野を完全支配。まさに絵になるトリオで、2006年はこの3人が同時にゴールデングラブ賞を受賞。「鉄壁の外野トリオ」として人気、実力ともに「最強」と謳われた。

 ダイナミックでスピード感あふれる外野手のプレーには、内野手の華麗なグラブさばきとは異なる興奮がある。新時代到来を前に、彼らのプレーに思いを馳せるとともに、新たな「鉄壁トリオ」の出現、誕生に期待したい。