「平成最後に始まった高齢化する芸能界の世代交代」カンニング竹山 (3/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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「平成最後に始まった高齢化する芸能界の世代交代」カンニング竹山

連載「言わせてもらいますけどね!」

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カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。お笑い芸人。本名は竹山隆範(たけやま・たかのり)。2004年にお笑いコンビ「カンニング」として初めて全国放送のお笑い番組に出演。「キレ芸」でブレイクし、その後は役者としても活躍。現在はお笑いやバラエティー番組のほか、全国放送のワイドショーでも週3本のレギュラーを持つ(撮影/写真部・小原雄輝)

カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。お笑い芸人。本名は竹山隆範(たけやま・たかのり)。2004年にお笑いコンビ「カンニング」として初めて全国放送のお笑い番組に出演。「キレ芸」でブレイクし、その後は役者としても活躍。現在はお笑いやバラエティー番組のほか、全国放送のワイドショーでも週3本のレギュラーを持つ(撮影/写真部・小原雄輝)

テレビはどう変わっていくのか?(写真:getty Images)

テレビはどう変わっていくのか?(写真:getty Images)

 それによって、いま10代後半の子たちの世代では、結局、可愛くないとダメなんだ、クラスにいる普通の子ではダメなんだってとこに戻ってきている気がするんですよね。芸能界も時代とともに流行がぐるぐる回っていくものだから、そりゃあそうだろうなと思います。

 お笑いもアイドル界も世代交代があるだろうし、人間は誰しも年が明けると新しい気持ちになるように、元号が変わると新しい感覚を求めると思うんですよね。

 芸能界はどう変わるんだろう。もしかしたら次の時代は、アメリカみたいなエージェント制になっていくのかなとも思います。それこそハリウッドとかでは仕事が終わらなくても契約時間になったら帰るって言われるじゃないですか。現に日本でも、制作側の会社員はそうなってきていて、いくらテレビマンといえども残業ダメですよって会社に言われる。それが嫌で会社を辞める人もいるし、フリーの人ばかりを集めた事務所を作った人もいる。だから最近はフリーのディレクターという人が増えたなと思いますね。

 その影響でバラエティー番組のディレクターたちが困っているのは、編集作業です。編集所でエンジニアと一緒に編集するんですが、キー局の場合だと、いまはエンジニアも二交代制、三交代制になっている。例えば、これまでは腕とセンスの良いエンジニアと夜9時から翌朝の9時まで作業していたのに、会社の決まりで9時~17時とか制限が付いて、時間になると別のエンジニアに代わってしまう。また、その人にセンスが無いということがあるらしく、1つの同じVTRを作っているのに、仕上がりが変わってくるらしいんですよ。

 ほかにも、情報番組なんかだとディレクターの補佐をするADも派遣で来ていることが多くて、忙しいときでも、翌日のロケの準備が終わっていないときも17時になったら帰さなきゃいけなかったりする。「いま帰ってくれるなよ」って思っても、それを引っ張るわけにはいかないですからね。働き方改革は人間として大事な正しい道だと思うけど、そういう難しさは今後どうなるのかなと思います。


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