今回の逮捕により10億円を超える違約金や損害賠償請求を求められる可能性があるのは何とも皮肉なものだが、それと同時に改めて薬物の怖さを思い知らされる人も多いことだろう。

 そうした中、来年に向けて今後さらに薬物関連での著名人の逮捕が増えるという見方もあるという。

「今回、ウチが瀧容疑を逮捕したことで、ライバル関係にある警察当局も違法薬物関連の捜査には相当力を入れるはずです。とくに警察当局は麻薬取締や薬物の不正ルートの解明といった目的だけでなく、国内の治安維持、風紀の乱れの引き締めという観点から社会的影響力のある著名人を逮捕するケースもあります。今年は天皇陛下の御退位と皇太子殿下の御即位、新元号への切り替わりもありますし、来年には東京五輪の開催も控えています。国内のより一層の風紀の乱れの引き締めが予想され、大物がターゲットにされているといわれます」とは麻薬取締部の関係者。

 今後も著名人の薬物関連の逮捕が芸能界を震撼させそうだ。(平田昇二)