巨人・坂本(左)と西武・源田 (c)朝日新聞社
巨人・坂本(左)と西武・源田 (c)朝日新聞社

 来年7月に開催される東京五輪に向け、侍ジャパンの骨格が固まりつつある。昨年11月の日米野球で活躍したソフトバンク・柳田悠岐、西武・秋山翔吾は打線の軸として不可欠な存在だ。投手に目を移すと、巨人・菅野智之、楽天・則本昂大、ソフトバンク・千賀滉大は先発の軸として回る公算が高い。各ポジションで熾烈な競争が繰り広げられる中、稲葉篤紀監督が頭を悩ますのは正遊撃手ではないだろうか。球界関係者は「普通に考えれば坂本になりますが、坂本と同じぐらい選手間の評価が高いのが源田です。足は速いし打撃も新人の年にリーグトップの10三塁打をマークするなど小力がある。あとは何と言っても遊撃の守備。抜群の安定感で守備のうまさは球界№1です」と評価する。

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 初対戦の投手が多い国際試合で強豪国相手に大量得点は望めないため、1点を確実に取りに行き、1点を防ぐ野球をする。足が速くて守備がうまい源田は侍ジャパンの適性にマッチする。一方、坂本も13,17年のWBCに2大会連続出場するなど侍ジャパンに欠かせない主力だ。昨年は脇腹を痛めて戦線離脱した時期もあったが、109試合出場で打率・345、18本塁打をマーク。守備の負担が大きい遊撃で打率・340以上を2度マークしたのはNPB史上初の快挙だった。遊撃の守備能力も高い。

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