■新井浩文の不祥事で草なぎ主演の映画が公開延期に

 ところがここに来て、さらにショックな出来事が……。

 今夏公開予定だった草なぎ主演の映画『台風家族』が、共演者の新井浩文(40)が強制性交容疑で逮捕され、公開が延期となってしまったのだ。

「草なぎさんは人情系のドラマで実績を積んできたことが大きい。最初は“棒読み演技”と揶揄されたこともありましたが、その後、実力をつけていきました。草なぎさんも、退所後にNHKのドラマに出演していたり、『ブラタモリ』のナレーターを続けたりしています。香取さんを含めて3人は地上波でのレギュラーや冠番組は現状では厳しいですが、役者として、映画やドラマから少しずつ復帰できたらいいですね」(同)

 芸能リポーターの川内天子氏は「新しい地図」の3人の現状をこう分析する。

「変な話ですが、3人はお金の心配がないので仕事に関しては自分のやりたいことをじっくり、着実にこなしているような気がします。地上波の番組が終わったり、映画がお蔵入りになっても、それほど本人たちは恐れていないのでは。ただし、もうアイドルではないので、例えば映画やドラマに出ると、すべての役者がライバルになるので、差別化をしていかないといけない。そういう意味で、以前とはまた違った悩み、経験したことのない苦労に直面していると思います。稲垣さん、草なぎさん、香取さんたちは最近、3人で飲みにいく機会も増えているようで、チームワークもしっかりできています。彼らとしては、一歩一歩、徐々にしっかり与えられた仕事を取り込んでいくというスタンスではないでしょうか」

 冠番組の終了や主演映画の公開延期など“逆風”が吹いているが、「新しい地図」の今後の活躍に期待したい。(ライター・黒崎さとし)