志尊淳 (c)朝日新聞社
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志尊淳 (c)朝日新聞社

 俳優の志尊淳(23)が「2019年エランドール賞」新人賞を受賞し2月7日に都内で行われた授賞式に出席した。志尊は、スピーチで「役者を志して養成所に入ってから約8年が経ち、たくさんの方に支えて頂いて、皆さんと共に獲れた賞だと思っております」と感謝の弁を述べ、今後も「ひたむきに役と誠心誠意向き合う」と意気込んだ。授賞式後の会見では、報道陣から「女装が可愛いという声がある」と投げかけられると、「女装をさせたらナンバーワンという気持ちでやっています」と語り、会場を沸かせた。
 

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スイーツやイルミネーションが好き?

 昨年はNHK連続テレビ小説「半分、青い。」で注目を浴び、飛躍の年となった。キュートなルックスを持ち合わせ、主演ドラマ「女子的生活」(NHK)や現在放送中の「ハケン占い師アタル」(テレビ朝日系)で女装姿を披露。SNSなどでも「可愛くて好き」「男の子なのに、この美しさは羨ましい」と話題になっていた。だが、本人の性格は、ルックスのイメージ通り“女子力”がある一方で、熱い部分もあり、意外に振り幅の広さがうかがえる。

 まず、女子力の高さ。志尊はスイーツを手作りすることもある。朝食の前にエクレアやシュークリームを食べるほどスイーツ好きで、ホットケーキミックスを使用し揚げドーナツを作り、さらにはチョコマシュマロトーストも自作。もちろん自炊をすることもあり、得意料理はバターチキンカレーだという。また、俳優の神木隆之介(25)と仲が良く、2人でクリスマスに表参道にイルミネーションを見に行ったこともあるそうだ。

 その一方で、高校時代は俳優を目指すため家出をするという情熱的な一面もある。

 当時、芸能活動を始めていた志尊だが、できる限り自分でやろうと住民票まで移す家出を決行。その後、家族との話し合いで、兄から「母親を泣かせるってどういうことかわかってるんだろうな」と殴られたが志尊は引き下がらず、覚悟を持って仕事をしなければダメと、俳優への思いが強まったそうだ。さらに、中学生の時は2カ月で18キロの減量に成功。しかも、方法が「何も食べないで走り続ける」という過酷なものだったという。

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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