■「高嶺の花」で見せたクズ男役にも注目

 加えて、「高校時代は髪形を丸刈りにしたこともあったそうです」と言うのはスポーツ紙の芸能担当記者だ。

「失恋など特に理由はなく、気分で坊主にしたと先日行われたイベントで話していました。同級生は驚いたそうですが、自分は似合っていると思っていたとか。千葉の場合、そのルックスから可愛いと言われるような演技を求められることも多いでしょう。一方、可愛い以外の部分をもっと出していけば、そのギャップにドラマや映画だけでなくバラエティーでも重宝されると思いますよ。ギャップ萌えで、さらに女性ファンが増えるかもしれません」

 芸能リポーターの川内天子氏は、千葉の魅力についてこう分析する。

「やはりあの若くて、かわいい千葉の姿に女性視聴者は癒やされます。今まで、しょうゆ顔やソース顔、筋肉系などいろんなタイプの人気俳優がいましたが、結局、千葉のようなかわいくて癒やされるルックスを持つ俳優はいつの時代も人気が高いのです。CMやドラマで見せる明るい性格とは裏腹に、実はとても人見知りで内向的な正確だということもバラエティー番組などで明かされており、そのギャップがまたファンを惹き付けていますね。一方で、石原さとみ(32)主演のドラマ『高嶺の花』(2018)では最低のクズ男を演じ、こちらもすごくハマっていた。世の中の女性が求める、両極端な部分を演じ分けることができるので、今後も女性ファンの心を掴んで離さないでしょう」

 可愛いだけの男ではなかった千葉。普段のイメージからは想像できないほどの個性を打ち出せば、より独自のポジションを築くことができそうだ。(ライター・丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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