ソフトバンク甲斐に続く「次世代キャノン」は誰だ?【西尾典文】 (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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ソフトバンク甲斐に続く「次世代キャノン」は誰だ?【西尾典文】

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甲斐キャノンに続け! (c)朝日新聞社

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 6年連続Bクラスに低迷し、正捕手不在が続いている中日からは二人の選手を紹介したい。

 一人目は加藤匠馬(中日)だ。三重高校、青山学院大を経て2015年のドラフト5位で入団した5年目の選手だが、アマチュア時代は決して注目度の高い選手ではなかった。青山学院大では3年春に規定打席に到達したものの、その打率は最下位の.105。3年秋、4年春はそれなりの成績を残したが、4年秋には控えに回りノーヒットに終わっている。しかし、それでもプロから指名されたのはその強肩ぶりが際立っていたからだ。4年春のリーグ戦ではコンスタントにイニング間のセカンド送球で1.8秒台をマークし、実戦でも1.9秒台というスローイングを見せつけていた(著者計測)。プロ入り後の4年間で一軍出場はわずか5試合で、二軍でも昨シーズンは61試合で打率.193と課題である打撃の弱さは解消されてはいないが、その肩の強さはプロの中でも目立つレベルにある。今年が節目の5年目であり、首脳陣が変わったことからも勝負の年になることは間違いないだろう。

 もう一人は昨年のドラフト4位で関東一からプロ入りした石橋康太だ。最初にその強肩ぶりを見せつけたのは中学時代。都市対抗野球の前に行われたボーイズリーグとリトルシニアの選抜チームによるエキシビションマッチで千葉市リトルシニアから選ばれた石橋は、実戦で1.92秒というとても中学生とは思えないスローイングを見せている(著者計測)。高校でも1年夏に一塁手で甲子園に出場し、堀瑞輝(現日本ハム)から2安打をマーク。その後、膝の故障に苦しめられた時期はあったが、2年夏の東東京大会では4試合連続ホームランを放つなどの活躍を見せ、高校ナンバーワン捕手と言われるまでに成長した。今季から一軍の戦力になることは考えづらいが、ロッテ監督時代に田村龍弘を高校卒2年目から抜擢した伊東勤がヘッドコーチに就任しただけに、早くからの一軍起用の可能性もあるだろう。



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