──具体的な言葉は。

三木:そこまでは話は出ていませんが、立ち向かう姿勢を出してくれたということです。

上野:たしかに2020年のオリンピックのことを注目すると思いますが、こうした会見をさせていただいたのをもう一度お願いしたいのは、本人は誰よりもオリンピックに誰よりも出たかったと思います。現状では、わかりません。まずは病気を治すことに専念しますので、温かく見守っていただきたいと思います。もしかしたら、今年中に練習が再開できるかもしれません。しかし、このような病気を経てトレーニングをさせたコーチは誰もいません。三木コーチも非常に厳しいトレーニングをどのようにしていくかもわかりません。私も2020年の選考会に立たせられるかどうか、どうかそこまで、申し訳ないのですが温かく見守っていただきたいなと。それが水泳連盟と三木コーチの希望です。

青木剛会長:みなさん、今日はお集まりいただきありがとうございました。世界の頂点に向けて力強く上昇している最中に、池江選手が病に見舞われて心中に察するにあまりあるところですが、会見でお伝えしたように病気の克服に向けて前向きに取り組んでいくということですので、一日も早い回復を願いたいと思います。そして、池江選手の今年の活躍を楽しみにしていただいているファンのみなさん、どうぞこのような状況をご理解いただいて病気克服に向けて取り組む池江選手を温かく見守っていただきたいと思います。よろしくお願いします。(AERA dot.編集部/福井しほ 西岡千史)

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福井しほ

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大阪生まれ、大阪育ち。

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