──現時点で、池江選手がどう思っているか。サポート体制としてどうなっているのか。

三木:本人が一番ショックだと思いますし、この病気と闘っていくということを決めたということで、池江という選手が強くなるということを我々も信じている。そのなかで東京オリンピックに出たかったという気持ちももちろんあるんですけど、まだ可能性はゼロではありませんので、メンタル面でケアできたらなと思います。

──池江選手は具体的にどのようなことを話しているのでしょうか。

三木:最初は本当にお互いに言葉が出なかったんですけど、頭の中が真っ白だと思うんですけど。本人が、「早く治して二郎さんと一緒に練習したい。頑張りたい」という気持ちがありましたので、自分自身、何ができるのかということを考えてやっていきたい。

──白血病の具体的な病状は。

上野:今朝9時の段階でスタートした状況ですので、何も情報もございません。祭日あけの9時からスタートしたということです。

──所属先のサポート体制は。

吉田:サポートについては従来と何も変わることなく支援していきます。あとは池江選手が頑張れる環境、そしてなによりも治療して完治することを目標にしています。当然、その先も復活してくれるとは思いますが、そこの約束は先にする必要はないと思います。それから先も含めて、これからも池江璃花子をサポートしていきます。

──入院したのはいつですか。

上野:8日金曜日の朝に羽田空港に着いて、そのまま入院しました。

──日大に入学予定ですが、今後はどうなりますか。

上野:まず、登校できるかという問題がありますが、日本大学への入学、水泳部の入部は本人にも確認をとっています。私も大学に確認をとっていますが、まったく変更はございません。

──本人は東京オリンピックへの意気込みを話していますか。

三木:本人は間に合わせて治らせるという気持ちも持っていましたし、本人が一番つらいと思いますけど、今は完治することを優先して取り組む姿勢はありました。

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