水野美紀 いよいよ始まった“イヤイヤ期”と、魔の41歳児
連載「子育て奮闘記「余力ゼロで生きてます」」
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水野美紀さん/俳優。ドラマ・映画・舞台で活躍中。演劇ユニット「プロペラ犬」を主宰し脚本、演出も担当している。最近の出演作はテレビ朝日系「あなたには渡さない」、讀賣テレビ・日本テレビ系「探偵が早すぎる」など。レギュラー番組 讀賣テレビ「水野美紀の映画生活(シネマライフ)」毎週金曜22:54~<関西ローカル>(http://www.ytv.co.jp/cinemalife/)
42歳で電撃結婚、翌年には高齢出産。激動2年を経た女優・水野美紀さんが、“母性”ホルモンに振り回され、育児に奮闘する日々を開けっぴろげにつづった連載「余力ゼロで生きてます」。今回は「イヤイヤ期」について。
【イラストはこちら】「イヤイヤ期」にもいろんなタイプがあるようで…
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連載第29回、今回の子育てのトピックは、「イヤイヤ期」である。
「稽古場でインフルエンザ発生したよ」
「ええ!? それは大変ね」
「僕も頭が痛くなってきた。今日は休もうかな」
「あなたはインフルエンザじゃありません」
「熱が出てきたな」
「どれ(おでこを触る)冷たい」
「あごが……あごが痛い」
「(見もせずに)痛いの飛んでった」
「お腹が痛い」
「ウンチ出しなさい」
夫もイヤイヤ期の只中だ。
子供のイヤイヤ期は2歳半頃をピークにだいたい1歳半から3歳くらいに現れるらしい。
よく、「魔の2歳児」と聞くが、それだ。
ああしたい、こうしたい、という自我の芽生え。と同時に、まだ物理的に前頭前野が発達していないので、理性というものが働かない。
だから本能的な欲求を抑えることが不可能。
で、欲求が満たされないと抵抗する。
これがイヤイヤ期というものらしい。
子供のほうも、自分でコントロールできずに戸惑っているのだ。

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