3位鹿児島実業高校(鹿児島)は通算23回出場2回優勝。今大会には出場していない。OBには元日本代表がズラリとそろう。前園真聖、城彰二、平瀬智行、遠藤保仁、松井大輔など。「カジツ」の愛称で親しまれている。平成後期、鹿児島城西高校や神村学園高校に押され、県代表を逃している。

 4位前橋育英高校(群馬)は今大会に出場した。通算で5年連続22回目となる。2014、2016年度に準優勝、2017年度には初めて優勝した。今大会はJリーグ内定者2人の選手を擁して臨んだ。OBに元日本代表の山口素弘、松田直樹などがいる。

 5位東福岡高校(福岡)も今大会に出場し、通算で6年連続20回目だ。優勝はいずれも平成になってからで、3回果たした(1997、1998、2015年度)。現在、300人以上の部員をかかえており、Jリーグ内定選手、U-17とU-16の日本代表がいる。毎年、高校ラグビー、高校バレーボールとアベック、トリプル日本一をねらえる強豪校だ。OBに日本代表の長友佑都がいる。

 6位帝京高校(東京)は、通算で33回出場、高校選手権6回、高校総体3回と合わせて9度、日本一になっており、現在の黄色のユニホームの胸には9つの星が刻まれている。ブラジル代表を思わせる「カナリア軍団」と称され、常勝チームの感があった。しかし、平成の優勝は1991年度(四日市中央工業高校[三重]と両校優勝)の1回だけで、その後、2008年度を最後に全国大会から遠ざかっている。今大会は東京B予選決勝まで進んだが、駒澤大学高校に負けた。OBの元日本代表には田中達也、中田浩二、本田泰人など。「とんねるず」の木梨憲武は同校サッカー部OBだ。

 同じく6位の星稜高校(石川)は今大会で通算2年連続28回目となる。2013年度の決勝戦は星稜高校対富山第一高校(富山)の北陸決戦だったが、延長戦で敗れて準優勝だった。2014年度には前橋育英高校を下して初優勝している。OBには元日本代表の本田圭佑がいる。

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8、9位は今大会も注目の高校