メーカー修理に出したいが、近くにサービスセンターがない人は、配送料はかかるが、ウェブや電話で申し込むと自宅までカメラを取りに来てくれメーカーに送る仕組み。各社提供している。メーカーによっては修理状況がウェブから確認できることもある。修理に限らず、点検や清掃なども受け付けているメーカーも多い。金はかかるが、酷使しているのであれば定期的に清掃・点検に出し、必要に応じて修理するのがよいだろう。

 一方で、修理専門店に持ち込むという手もある。こうしたところでも宅配便で受け付けていることが多い。たいていはメーカー認定店なので、基本的にはメーカー修理と同等ということになっている。

■デジタルカメラでは故障の判断が難しい

 ただし、実は壊れていなかデジタルカメラでは故障の判断が難しいったということもある。デジタルカメラではさまざまな設定ができるが、「この設定だと、その機能は使えない」ということがある。また、長く使っていないと時計や設定を記憶しておくためのカメラ内部のバッテリーが消耗していることもある。壊れたかな?と思ったら、バッテリーを十分に充電し、カメラ本体に入れしばらくおいておき、カメラの設定をリセットするといった確認をしてもいいだろう。また、レンズ交換式のカメラでは、レンズ側に問題があることも。一見するとカメラボディー側の故障に見えても、実はレンズ側の問題かもしれない。ほかのレンズに交換して試してみることも必要だろう。

 いずれにせよ、動作が不調なら、どこが動かないのか、どの機能が使えないのかわかる範囲で明確にし、修理時に伝えたほうが修理もスムーズにいく。

 また、あとでトラブルにならないように、メモリーカードや保護キャップなど、なにを一緒に預けるのかは確認するようにしたい。

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