丸山:「Dose it have a special meaning in the United States? If you rank holidays, what is the New Year like?」(アメリカでは特別な意味があるわけ? ランクつけるとしたらどんな感じ?)

デイブ:「Hm, maybe it’s in the top 5. Christmas, Thanksgiving and New Year’s Day are all up there. Fourth of July. For me I’d add St. Paddy’s Day but that’s a cultural thing. By the way, I’m going out to drink for a bit if you wanna come.」
(うーん、多分トップ5には入るね。クリスマスとサンクスギビングと元日はとりあえず入る。んで、7月4日(独立記念日)も。あと個人的にはパディーデイ【※】なんだけど、これは多分文化的なイベントだね。ところで今から飲みに行くけどひま?)

【※編注】日本人には聞き慣れないパディーデイは聖パトリックの日(3月17日)。セント・パトリックス・デイとも呼ばれ、アイルランドにキリスト教を布教した聖人の命日。

丸山:「Sorry, I’m in Japan now.」(ごめん、俺、いま日本なんだよ)

デイブ:「Come on man!!」(勘弁してよ~)

 さすがにこんな軽いノリのデイブの意見を鵜呑みにする気はないのだが、日本とはちょっと感覚的に違う部分もあるのがおわかりいただけるだろうか。

 ほかの祝祭日と横並びにして語っているデイブがやや特殊な部類で、一般的にアメリカ人は感謝祭(11月の第4木曜日)からクリスマスまでのほうに重きを置くことが普通である。クリスマスが終わってもツリーは飾られていて、片付けるのは1月になってから、というあたりでもわかるのではないだろうか。

 新年はほかの祝日と同じスペシャルな祝日でしかないのだ。

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アジアで“新年”より大きなイベントは…