お小遣い制をいつから、いくらから導入するかと悩む親の声をよく耳にするという。それならお年玉の使い道を一緒に考えてみるのも手かもしれない。

「親だって、お金のことは学校で教えてもらうこともなく、バイトや仕事をするようになって初めて自己流で管理するようになり、後回しにしてきたという人が大半だと思います。家計簿も付けていないのに子どもに教える自信がない、という不安もよく聞きます。それならお金の話をタブーにせず、親子で一緒に考えて、勉強してみてはどうでしょうか」

 将来のためにお金を残すのか、経験を買うのか。お年玉は親子で試行錯誤するにも良いチャンスなのだ。(AERA dot.編集部・金城珠代)