■木村佳乃の名言「男は下半身」の意味は…

 加えて、「迷珍言を残している女優もいます」と言うのはスポーツ紙の芸能担当記者だ。

「それは木村佳乃(42)ですが、情報番組で『グッとくる異性のしぐさ』を問われた際、『やっぱり男の人は下半身』と発言。といっても、木村いわく下半身とは『脚』のことで太いほうが好きだそうです。それぞれ機知に富んだ言葉を残してますよね。人気女優となると美貌が注目されがちですが、ドラマや映画では台本を客観的に分析して、演じるキャラクターがどんな性格でどんな気持ちなのかを理解し演じなければならない。そんな作業を繰り返しているからこそ、含蓄のある表現も得意なのだと思います」

 芸能リポーターの川内天子氏も、いろんな役を演じる女優だからこそ、こうした名言が生まれてくると同意する。

「一般人が想像もつかないような言葉で出てくるのは、いろんな作品で個性的な役柄を演じきっているからでしょう。役のキャラクターが憑依するというか、もともとの自分に、役の人物の性格がプラスされ、“新しい自分”が生まれる感覚なんだと思います。だから、みなさんの名言は、生の感覚で生まれた自分の言葉という感じがしますよね。名女優ほど、自然と口からこういう言葉が出てくるものです」

 個々の才能が試される女優業。自らの哲学を持ちながら第一線で活躍しているからこそ、次第と名言も生まれるのだろう。(ライター・丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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