篠原涼子 (c)朝日新聞社
篠原涼子 (c)朝日新聞社

■運動会の徒競走でビリになっても褒める

 女優の篠原涼子(45)が11月17日、主演映画「人魚の眠る家」公開記念の舞台挨拶に出席した。同作は、累計100万部を突破した作家・東野圭吾のベストセラー小説が原作。突然の事故で意識不明となった愛娘の悲劇に直面した両親の苦悩を描いた禁断のヒューマンミステリーだ。娘を全力で守ろうと時に、狂気とも思える行動に出る母親に扮した篠原の演技はSNSを中心に各所で話題となっている。プライベートでも10歳才と6歳、2人の男児の母である篠原。脚本を読んでいて感情移入してしまう部分も多く、目が腫れるほど、泣いてしまったこともあったという。

「今回の作品が2児の母親役ということもあり、宣伝のために出演したメディアのインタビューで、子育てに関する話を多くしていました。篠原さんはとにかくお子さんと一緒にいる時間はイチャイチャしたり、匂いを嗅いだりとスキンシップを激しくするそうです。また、自主性を育てるために皿洗いをさせたり、ご飯も自分でお椀によそわせていると言ってました。基本的なことは自分でやるべき、という考え方から子どもが小さい頃から実行し、6歳の次男もすでにやっているといいます。印象的だったのは子どもを褒めて育てるという点。篠原さんも夫の市村正親さん(69)も褒められると調子に乗るほうだそうで、そのDNAがあるからそうしているとか。運動会の徒競走でビリになっても褒めると笑顔で明かしていました」(女性ファッション誌の編集者)

 篠原以外の人気女優・タレントたちの子育て法も注目度が高い。怒るのは「あぶないことをしたとき」「ウソをついたとき」「友だちを傷つけたとき」の3つだけで、基本的にはそれ以外で怒らないようにしているというのは、人気ママタレントの小倉優子(35)。シングルマザーとして男児2人を育てる小倉だが、情報番組にVTR出演した際、子育てで大変なことを聞かれると「男の子なので動きが激しい」とコメント。「やられてもやり返してはいけない」というルールもあるそうで、兄弟ゲンカになったときも、「お口で言おうね」と手を上げさせないという。番組放送後、SNSには「すごくいいルール!」「マネしたい」など称賛するコメントが多く見られた。

著者プロフィールを見る
高梨歩

高梨歩

女性ファッション誌の編集者など経てフリーライターに。芸能やファッション、海外セレブ、育児関連まで、幅広いジャンルを手掛ける。活動歴は約20年。相撲フリークの一面も。

高梨歩の記事一覧はこちら
次のページ
おもちゃを買い与えず自作させる千秋