長谷川博己
長谷川博己

■面白いエピソードがない…トーク番組出演を躊躇

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 女優の安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」の第8週の平均視聴率が、20.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録した。インスタントラーメンを開発した実業家・安藤百福さんと妻の仁子さんをモデルに、戦前から高度経済成長期の大阪で生き抜く夫婦の奮闘と成功を描いた同ドラマ。放送開始から8週連続で20%の大台超えを達成し、好調が続いている。

 人気の要因の一つとなっているのが長谷川博己(41)演じるヒロインの夫で変わり者の発明家・萬平の存在だろう。SNS上でも、「萬平さんて本当にいいキャラ」「萬平さんたちの掛け合い楽しい」と好感の声も多数見受けられるが、もともと長谷川といえば“変人役”に定評があることでも有名。「家政婦のミタ」(日本テレビ系)でのダメな父親役、「デート~恋とはどんなものかしら~」(フジテレビ系)の高等遊民を自称するニート役、「MOZU」(TBS系、WOWOW)での狂気を帯びた悪役など、それぞれ印象深いキャラクターに仕上がっている。

 そんな長谷川について、テレビ情報誌の編集者は「演技のうまさはもちろん、意外と裏方気質も持ち合わせているんですよ」と話す。

「2011年に放送され大ヒットしたドラマ『家政婦のミタ』でブレイクした長谷川さん。当時、トーク番組に出演した際、マネージャーに明かされていましたが、番組の出演オファーが来た時に、『自分には面白いエピソードがないので、番組用に数年かけて面白いエピソードをストックしてから、出演したほうが良いのではないか』と長谷川さんから言われたそうです。また、取材で『おすすめの映画は何ですか』という質問をされると、今まで見た何千本の映画の中から真面目に選ぼうとするので、毎回、悩んでいるとも言っていましたね」

 出演オファーに対して、「面白いエピソードをストックしてから」と言う長谷川。確かに、そこまで番組のことを考えていたとなると裏方気質があるのかもしれない。また、人気俳優でありながら、でしゃばらない控えめな一面も。

 例えば、プレゼント。もらうと照れてしまうタイプで、撮影現場などでの誕生日パーティーで照明が暗くなると「恥ずかしいな」と思ってしまうという。昨年、TBSの入社式にゲスト出演した際には、「辛い時はどう乗り越えればいいか」という質問に対し、「優秀な方ばかりなので僕らみたいな一役者が言えない」と恐縮しながら、「信念と志を強く持っていれば、それが糧になって自分のやりたいことが切り開ける」「出世された時に僕のことを使ってください」とアドバイスを送っていた。

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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