【ステップ(2)】 無借金はやめて、銀行からお金を借りなさい


 会社は赤字だから倒産するのではありません。倒産するのは、「キャッシュがないから」です。経営で一番大切なことは、「お金を回し続けること」です。したがって社長は、積極的に銀行からお金を借りて、キャッシュフローを改善しなければなりません。

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社長と幹部、社員が価値観をひとつにするプロセス
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【ステップ(3)】 「やらないこと」を決めなさい
 いくつかの選択肢の中から、はじめに「やらないこと」を決め、「やる」と決めたことは、徹底的に勝つまでやるのが中小企業の闘い方です。

【ステップ(4)】 幹部と一緒に「5年で倍増」の経営計画をつくりなさい
 今と同じやり方、今と同じ考え方、今と同じ人では、赤字から脱却することはできません。「5年で売上倍増」を実現するためには、「5年連続で毎年15%ずつ」売上を伸ばす必要があります。それを目標とする経営計画を立てるためには、今までの経営を変える必要が出てくるため、「新しいこと」にチャレンジするようになります。

【ステップ(5)】 社員教育を徹底して、価値観をひとつにしなさい
 私が社員教育に「毎年1億円以上」投じているのは、社長と社員の価値観を揃えるためです。価値観が揃っている会社は、全社員が「同じ優先順位」「同じ判断基準」で動くため、社長の決定がすみやかに現場に反映されます。

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儲かるしくみをさらに発展させていくプロセス
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【ステップ(6)】 「アナログ」と「デジタル」を正しく使い分けなさい
 武蔵野が右肩下がりの業界(掃除用品のサービス業界)で売上を伸ばすことができる のは、「アナログ」と「デジタル」を効率的に使っているからです。「お客様から見えないバックヤードはIT化して効率を求め、お客様と接するところはアナログで手間をかける」のが武蔵野のIT戦略です。

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