「本当の友達が欲しい…」17歳の女子高生に鴻上尚史が助言した「おみやげ」関係とは? (3/6) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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「本当の友達が欲しい…」17歳の女子高生に鴻上尚史が助言した「おみやげ」関係とは?

連載「鴻上尚史のほがらか人生相談~息苦しい『世間』を楽に生きる処方箋」

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 でも、別れないのは、ひとりはみじめで、さびしいと思っているからです。

 ちなみに言うと、そういう恋人同士もいます。本当は相手のことをちっとも好きじゃないのに、さびしくて、恋人がいないと思われたらみじめだからつきあっている人達です。

 僕は、そういう人を見るたびに、「そんな相手とつきあう苦痛」と「みじめでさびしいと思う気持ち」を天秤にかけます。

 どういう意味か分かりますか? さびしさやみじめさから友達になった相手といると、本当の友達ではないですから苦痛を感じます。でも、もし、そういう関係がいやだと拒否して友達にならなかったら、みじめさやさびしさを感じます。

 どっちを選んでも、マイナスの気持ちが生まれます。だったら、どっちのマイナスの気持ちの方が大きいかを考えるのです。

 あさひさんは、どっちの気持ちの方が大きいですか?

 どっちの気持ちの方がいやですか?

 えっ? そんなこと考えたこともない? では、考えて下さい。ゆっくりと。落ち着いて。自分はどっちがいやなのか。もちろん、パッと考えれば、どっちもいやです。でも、じっくり考えると、どっちの方がよりいやか、微妙な違いを感じてきませんか?

 究極の選択ですね。「うんこ味のカレーとカレー味のうんこ」のどっちを選ぶのか。「本当の友達とは思ってくれない人達といつも一緒にいる」か「ひとりでお昼をたべたり教室を移動したりする」か。

 でね、あさひさん。

 この究極の選択に答える前に、もし、あさひさんが「みじめでさびしいのはいやだから友達が欲しいんじゃないです。私は本当の友達が欲しいんです」と思ったとしたら――。

 では、僕は聞きます。あさひさんにとって、本当の友達はどういう人ですか? もっと簡単に聞くと、「どんな人と友達になりたいですか?」。

 好きになるタイプってわりと決まってないですか? スポーツマンだとかイケメンだとか面白いとか賢いとか。

 友達になりたいのはどんなタイプですか?


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