ビジネスクラス利用者の特権がラウンジ。イスタンブールアタチュルク国際空港内のビジネスクラスラウンジ「ラウンジイスタンブール」は中央のらせん階段で別れた2フロアで、広さは5,900平方メートルで収容人数は1,000人。バーカウンターは12もあり、プライベートリラクゼーションルーム、シャワールーム、マッサージ、ゴルフシュミレーター、ビリヤード台、ライブラリー、ビジネスセンター等など、あれれ?ここが空港の一角、しかもエアラインのラウンジということを忘れ飛行機に乗り遅れてしまいそう……。

 ボドルム、イズミールを観光し、イズミールの空港から国内線でイスタンブールへ戻ると、搭乗時刻が夕刻だったため、機内食は、ラマダン明けの特別ディナーボックスが!

 記者が搭乗した6月はちょうどラマダン月。断食明けの夕刻には、水も飲め、食べ物も口にできる。日没後の機内食は、僅か1時間15分の飛行時間に出る食事としてはかなりの充実ぶり。後で聞いて知ったが、断食をしている人が、フライト後に食べられるようにとのことらしい。もちろん断食などしていない記者は、もぐもぐ全部機内で食べてしまった。ちなみにボックスの中身は、チーズサンドにクノールのスープ(自分でコップに入れてCAにお湯を入れてもらう)、ナツメヤシ、オリーブ、バクラバ(トルコのスィーツ)、それにドリンク。

 ラマダンは、イスラム教徒の義務。1年に1度ラマダンと断食祭がある。
今年のラマダン月は、5月15日~6月14日ごろ。その1か月は、日の出から日没まで飲み食いを断つ。明けた3日間に、ラマダン明け祭がある。昨年、一昨年と、ラマダン月にテロ事件が多くあった。しかも、ラマダン中は、日没後、日が暮れた後には食事に向かう人が増えるため道路も大渋滞する。この期間の渡航には注意が必要のよう。

 トルコ料理イコール、ケバブやトルコアイス、なんて思っていませんか。実は、トルコにはもっとヘルシーで、もっとおいしくて、ナッツやドライフルールなどヘルシーなものがいっぱい。オリーブオイルと魚と豆が中心の食事は、健康食そのものだし、トルコ旅行で心も体も元気になれ、活力も取り戻せそうだ。

 シニアだけでなく、トルコこそ、若い女子がいくべき国。
インスタ映えする景色や食事を見て、テンションが上がること間違えなし。(大崎百紀)